前回2014年10月8日は3年ぶりに全国で
皆既月食を見ることができました。

次は2015年4月4日(土)に半年振りに見ることができます。

今日は次回の皆既月食の特徴と時間帯を中心にお伝えします。

 

皆既月食って月が見えなくなるの?

皆既月食は月が地球の影の中に完全に入り込みます。
そうなると真っ暗で見えなくなるのでは?

という疑問があるかもしれませんが、

真っ暗になって月が見えなくなるわけではなく、
「赤銅(しゃくどう)色」と呼ばれる赤黒い色に見えます。

下記動画は2014年10月8日前回の皆既月食の
六本木ヒルズ屋上から見た様子です。

皆既月食が見える時間帯は?

2015年4月4日(土)の皆既月食は前回2014年10月8日と
比べると皆既食の時間がとても短い13分程度です。

観測地東京の月食の時間帯
月食 開始時間:19時15分
皆既食開始時間:20時53分30秒
最大食    :21時00分 5秒
皆既食終了時間:21時06分41秒
月食 終了時間:22時45分 1秒

月食が始まると月の下側からかけ始めます。
この時東京での高度は15度ほどですが

その後で月が欠けていくにつれて高度が上がるので
とても見やすい条件になります。

その後月がすっぽり隠れる皆既は20時53分過ぎから始まり
東京の高度は32度です。

今回は地球の影のヘリを進むために
20時53分から21時6分までの13分間と

今までの皆既月食と比較すると非常に短い継続時間です。

その後月は左上方向から輝きを取り戻しはじめます。
22時45分には部分食も終了し

約3時間半に及ぶ月食が終了します。

皆既月食の観測方法は?と次回はいつ?

星の観察と違い望遠鏡など特別な準備は何もいりません。

晴れていれば肉眼で気軽に観察ができますし、

皆既月食の時間帯も
まだ多くの人が起きている見やすい時間帯です。

2015年4月4日の皆既月食の次に見ることができるのは
2018年1月31日と約3年後になり、

また時間帯も真夜中になるので
今回の条件は晴れてくれれば本当に見やすい皆既月食です。

皆既月食と花見を楽しもう

4月4日と言えば東京では平年ですと
桜が満開の状態ですし

しかも土曜日なので、

花見酒と月見酒を両方一度に楽しむことができます。

このような良い条件は次は28年後です。
例年以上にお花見会場が混む可能性があります。

場所取りする方はいつもよりも早く場所取りしないと
もしかしたら取れない可能性もあるので

気をつけてくださいね。

月食はずっと見なくても
流星を観察するのと違って、時々見れば十分です。

桜を見たり、お酒を飲んだりしながら
時々月を見ることで楽しめるので、

お花見と月食を一緒に見ることはとても相性が良いです。

皆既月食のまとめ

月食と花見を楽しむには天気がよくないと
見ることができないので

晴れることを願うばかりです。

ただ花見の時期の夜はとても寒いので
防寒準備をしっかりして楽しみましょう。

そして今回の皆既の時間は13分と非常に短いので
その前後だけ集中して見るようにしてください。

酔っ払って知らないうちに月食が終わってしまったと
ならないように気をつけましょう。

追記

全国的に曇りの所が多く
関東は難しいようですね。

北海道、東北、沖縄などでは
見えるらしいので

是非この機会を逃さないように
してください。