以前「ためしてガッテン」や「世界一受けたい授業でも」
紹介していましたが、

紫外線は夏だけではなく、1年を通して降り注いでいるので
年中対策が必要です。

今日はなぜ冬にも紫外線対策が必要なのか、
また紫外線とシワの関係や

世界保健機関(WHO)が勧める紫外線対策
そして紫外線を予防する食品を紹介します。

冬に紫外線対策が必要な理由は

冬に紫外線対策が必要なのは
紫外線には2つの種類があり

UV-AUV-Bに分けられます。
(UV-Cもありますが地上に届きません)

UV-Bは夏に多く降り注ぎ、
浴び続けると炎症や最悪皮膚がんを招く可能性が
あります。

UV-AはBと比べると肌への影響は少ないですが

皮膚の奥まで届く為、
長く浴び続けることにより

お肌のハリを保ってくれる皮膚の奥の
弾性繊維がバラバラに破断されます。

これがシワの原因になるのです。

そしてこのUV-Aは秋も冬もたくさん
降り注いでいるので、
冬も紫外線対策が必要なのです。

UV-Aからお肌を守るには
冬も日焼け止めが欠かせません。

ただ日焼け止めもUV-Aから
守ってくれるものを選ばないといけません。

日焼け止めに表記されている
SPFはUV-Bを防御し、
PAはUV-Aを防御します。

またPAにも段階があり、
:日常の生活(散歩や買い物)
++:長時間の外出、スポーツ
+++:海水浴やスキーなどレジャー活動

に分かれます。

世界保健機関(WHO)が勧める紫外線対策とは

あの世界保健機関(WHO)でも年中紫外線の
対策をするように言われています。

それは

① 朝10時から午後4時までは
なるべく日光を浴びない

② 日焼け止めローションはSPF15+以上

③ 外出時はサングラス、帽子、長袖の着用

これらの対策は18歳未満の紫外線対策が重要
WHOは訴えています。

その理由は
一生の紫外線の大半は18歳までに浴びるからです。

子供の頃に浴びた紫外線はのちに
皮膚がん白内障のリスクを高めると言います。

ただ朝10時から夕方の4時まで外を
出歩かないのは難しいですし、

夏に長袖で過ごすのは厳しいですよね。

そんな時はやはり日焼け止めが一番です。

そして日焼け止めでも
UV-A とUV-Bを同時に守ってくれる
SPFとPA両方が入っているものを

おすすめします。

紫外線を予防する食品は?

紫外線を外から守るだけではなく、
体の中から紫外線対策をしてお肌を

キレイにするには肌に良い食品を食べることが
一番です。

それでは肌に良いと言われる食品を紹介します。

オメガ3脂肪酸が多く含まれている魚

オメガ3脂肪酸とは肌の破壊やシワ、
日焼けの原因となる

フリーラジカルダメージから
肌を守ってくれる作用があります。

多く含まれている魚は

鮭やニシン、サバ、マス、イワシなどの冷水魚です。
週2回食べることで十分なオメガ3脂肪酸が
摂取できます。

トマトなどの赤、オレンジ色の野菜やフルーツ

トマトなどに含まれているリコピン
肌の老化を抑える抗酸化力があることが

知られていますし、日光に対する耐性を
上げることができます。

またトマトは加熱するとリコピンが増加するので
スプーン1杯でも日光対策としては有効であると

研究で明らかになっています。

トマト以外ではスイカなどにも
豊富に含まれています。

さつまいもなどのβカロチンが含まれている野菜

果物や野菜に含まれるβカロチン
日焼け対策として有効です。

一番多く含まれているのがさつまいもですが
特に紫のさつまいもはUV対策の化粧クリームにも

使用されている酸化防止効果のある色素
多く含まれています。

ブロッコリーなどの葉菜類

緑の野菜には日焼け止めの効果があり、
日焼けした肌を修復する作用もあります。

特にブロッコリースプラウトには皮膚がん予防
効果があると言われている
スルフォラファンが多く含まれています。

緑茶や紅茶

お茶には紫外線から肌を守る2種類のフラボノイドである
ポリフェノールとカテキンがふんだんに含まれています。

特に緑茶には日光による肌の老化を遅らせ皮膚がんを
予防し、腫瘍細胞を抑制する効果がある

没食子酸エピガロカテキンが多く含まれており、
最も効果的と言われています。

カカオ70%以上の高カカオチョコレート

高カカオチョコレートにはお茶の4倍の
ポリフェノールやカテキンが含まれており

日焼けに対する耐性を最大25%強める効果があります。

食べ過ぎには注意が必要で1かけでも効果があるので
1枚全部食べるのはやめましょう。

アーモンド

アーモンドは美肌効果があるビタミンEを多く
含んでいる食べ物で、また

紫外線のダメージから皮膚を守ってくれる
ケルセチンというフラボノイドが大量に

含まれています。

「毎日20粒のアーモンドを食べた参加者と
食べない参加者で同じ量の紫外線を受けた場合
食べた参加者の方が日焼けしにくい」という

結果が明らかになっています。

ココナッツオイル

ココナッツオイルは
非常に酸化しにくく、長持ちする特徴があります。

この抗酸化作用が美肌効果やサンプロテクションの効果が期待できます。

またビタミンEを多く含んでいるので
肌の乾燥を防ぎ、かゆみや肌荒れなどを
低減する効果が期待されています。

さらに新陳代謝に必要なマグネシウムやビタミンも
多く含まれており美肌作りに有効と言われています。

サンプロテクションの効果としては
紫外線を約20%カットします。

紫外線対策で避けた方が良い食品

柑橘類の果物に含まれている「ソラレン」
シミの原因となります。

紫外線対策としては出掛ける前に「ソラレン」を
含む食べ物は避けたほうが良いでしょう。

主な食品は
グレープフルーツ、キウイ、レモン、
オレンジなどの果物と

パセリ、セロリ、きゅうり、しそ、三つ葉
ブロッコリーの茎の部分、クロレラなどの
野菜です。

またアルコールも飲んだ日に太陽にあたると
いつもより日焼けしやすくなります。

紫外線の予防と対策のまとめ

紫外線は1年中注意が必要なのは
分かりましたでしょうか。

「ためしてガッテン」で
秋田県の70から80代の方々が

一番シワもなくお肌もツルツルだった
そうです。

その理由とは秋田県は日照時間が
日本一短く屋内にいる時間も長かったそうです。

つまり紫外線を一番浴びていない
ということです。

秋田美人というのはこのような理由で
言われているのでしょうか?

若い頃に日焼けをし過ぎた人でも
食生活で改善できますので

歳をとってシワシワにならないように
今から気をつけましょう。