少し前に酢タマネギはここ最近色々なテレビ番組や雑誌などで

「健康や病気改善、ダイエットなど」にとても効果があると紹介されていましたがご存知でしょうか?

今日は酢タマネギの驚くほどの効果・効能と作り方を紹介します。

酢タマネギとは?

酢タマネギとはお酢にスライスしたタマネギを密閉容器にいれて5日ほど漬け込んだものです。

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元々酢もタマネギもそれぞれ健康にとても良い効果があります。

タマネギに含まれる栄養成分

硫化アリル
 血液サラサラ効果
 血液中の糖や脂肪を減らす
 筋肉がほぐれ、体が温まる
 筋肉疲労が回復

ケルセチン
 動脈硬化を予防
 抗酸化力が強い
 腸内環境が改善
 認知症を予防

酢に含まれる栄養成分

酢酸
 血液サラサラ効果で血流アップ
 脂質分解
 新陳代謝増進
 疲労回復効果も抜群

タマネギと酢ともに健康の要の血液をサラサラにしてくれる効果があります。

そしてこの2つが一緒になるとさらに効果がアップします。

酢タマネギの効果・効能は?

かなり効果が期待される酢タマネギですがまずは代表的なものから見ていきましょう。

疲労回復

酢とタマネギ両方に疲労回復効果がありますが

酢は「酢酸」が豊富に含まれていますが体内に入ると「クエン酸」に変わります。

このクエン酸は元気を生み出すエネルギーの生産に大きく関わっています。

そして一方のタマネギも疲労回復に優れた食品です。

古代エジプトでピラミッドが建設された際に過酷な作業労働者に報酬としてタマネギが支給されたのは有名な話です。

先程紹介しましたタマネギに含まれる硫化アリルはタマネギを切ってしばらくするとアリシンという化合物に変わります。

このアリシンが疲労回復を促すビタミンB1の吸収を高めてくれます。

便秘解消、ダイエット

酢タマネギにはダイエットに役立つ

  • 「便秘解消作用」
  • 「糖・脂肪燃焼作用」

これらの効果が期待されています。

「便秘解消」に効果があるのは糖の一種である「フラクトオリゴ糖」です。

このオリゴ糖の最大の特徴は胃や腸の中で消化されずに大腸までに達し、ビフィズス菌や乳酸菌など腸内環境を
良好にする善玉菌のエサになります。

そのためオリゴ糖は善玉菌を腸内で増やすのに非常に役立ちます。

またタマネギに多く含まれる食物繊維も排便を促す働きがあります。

そして酢にも便秘改善の効果が期待できます。

酢には腸内環境を整える作用があり腸内の悪玉菌を減らすのに役立ちます。

もうひとつの「糖・脂肪燃焼」も紹介します。

まずタマネギに含まれているポリフェノールの一種「ケンフェロール」が細胞の中にあるミトコンドリアを活性化することがわかっています。

ミトコンドリアとはほとんどの生物の中にある小器官で酸素を活用して糖や脂肪を燃焼させることでエネルギーを生み出します。

そのためミトコンドリアが活性化するとそれだけ糖や脂肪の燃焼する量が増えるのでダイエットに効果があるのです。

また疲労回復で紹介したタマネギのにおい成分「硫化アリル」「アリシン」という物質に変わりビタミンB1の吸収が高まるとそれだけ糖のエネルギー変換が促されるので余分な脂肪が蓄えられにくくなります。

そしてタマネギの皮に含まれる黄色い色素成分「ケルセチン」は摂取した脂肪と腸内で結びつきその吸収を抑えると同時に排出を促す働きがあります。

一方酢にもダイエット効果があります。

疲労回復のところでも登場した酢酸にはエネルギー生産の生化学反応「クエン酸回路」を促進する働きがありその結果糖や脂肪の消費が促されます。

実際に大手のお酢のメーカー「ミツカン」ではお酢を2週間継続して摂る実験をしたところ、内臓脂肪が減少した人の割合が高かったというデーターが出ています。

このように一つの成分だけではなくタマネギと酢の両方の効果が期待されるのでダイエット成功の多くの報告があるようです。

そして疲労回復やダイエットだけではなくそのほかにも様々な効果が期待できます。

[tip]高血圧、脳梗塞、脳卒中
狭心症・高脂症、糖尿病、
腎症、白内障、耳鳴り
難聴、脳の衰え、物忘れ
二日酔い、脂肪肝、肝炎、
関節痛、ぜんそく、不眠、
イライラなど[/tip]



酢タマネギの作り方と利用方法

酢タマネギは簡単に作ることが可能です。

材料
タマネギ3個(約750g)
酢400ml
ハチミツ大さじ1杯
塩少々

そして密閉できる保存容器を用意しましょう。

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作り方
① タマネギをよく洗って皮をむき縦に半分に切ってから約2ミリの厚さにスライスする。

 

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※ちなみに皮をむいてからすぐに切っても良いですが、4~7日ほど天日にさらすと抗酸化成分のケルセチンが増えるので健康効果が高まります。

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② スライスしたタマネギをペーパータオルの上に広げて30分程空気にさらす

こうすることで硫化アリルが安定して失われにくくなります。

そしてこの時にタマネギに塩をひとつまみ振ると、タマネギから余分な水分が出て酢が浸透しやすくなります。

塩分と水分をペーパータオルでふきとったら下準備は完了です。

③ 保存の容器にスライスしたタマネギを入れてタマネギ全体が浸るまで酢を注ぐ

この時にお好みで大さじ1杯のハチミツをごく少量のお湯で溶いて加えると味がまろやかになります。

あとは容器を冷蔵庫で保存し5日くらいたってほのかな黄金色になったら食べごろです。




まとめ

いかがでしたでしょうか?

酢タマネギを食べて健康になったやせたという方が本当に多いですし、作り方も簡単で、材料も安く手に入るので
健康に悩んでいる方はもちろんさらに健康になりたい方にもおすすめの食べ物です。

そして酢タマネギはそのまま食べてもおいしいのですがスープなどに具材として入れたり、刻んで薬味にしても良いですし、酢タマネギを刻んでドレッシングやつけダレを作るにも重宝します。

また漬けた酢にはタマネギの有効成分が溶け出しているので、水や炭酸水などで割れば健康ドリンクになります。

是非酢タマネギを一度食べてみてくださいね。