機能性表示食品とは?トクホとの違い、問題点や安全性について

企業の責任で健康効果を表示できる「機能性表示食品」の販売が
6月中旬からスタートしました。

この制度で既に37商品の届出が消費者庁に受理されて
既にキリンビールの「パーフェクトフリー」という
ビール風味の飲料が16日に発売されています。

ただ「機能性表示食品」と言っても既に世に出回っている
「トクホ(特定保健用食品)」とは何が違うのでしょうか?

また消費者団体などからも効果を疑問視する声もあり、
定着に向けて様々な課題があるようです。

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機能性表示食品制度とは?またトクホの違いは?

4月1日から導入された「機能性表示食品制度」
科学的根拠を消費者庁に提出すると国の審査なしに

「目にいい」「骨の健康を保つ」など体の特定の部位への効能表示
できるようになりました。

トクホも同じように表示できますが、機能性表示食品との違いは
疾病リスクの低減表示ができるところです。
(例:コレステロールの吸収を抑える働きがあります)

そしてトクホの場合は消費者庁が審査し許可した上で
初めて表示可能になり、表示取得までに莫大な費用と
時間がかかることが問題視されていました。
(これでは大手企業しか難しいですね)

一方「機能性表示食品」は成分の効能といった科学的根拠を示した論文などを
企業が消費者庁に提出し、受理されれば届出から60日後に販売が可能です。

トクホと違い国の審査が不要のため、中小企業でも参入しやすいと言われていますが

実際は機能性関与成分の働きや安全性、有効量などに関して厳格に提出しておくことが
求められている他、提出した情報を企業はホームページなどで

消費者にわかりやすく開示することも必要なため、トクホと同じ位のハードルがあると
言われており、実際はトクホと同じように大手企業しか参入していません。

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機能性表示食品制度の問題点は?

この食品制度のお手本とした米国の健康食品市場は導入後3~4年は
2ケタ成長を続けて急拡大したのですが、

その後表示通りの成分が入っていない表示詐欺や異物混入
相次いで発覚したほか、2003年にはダイエットサプリメントで死亡事故
起きています。

「不適切な業者はいないという性善説に立った制度」との指摘があるように
この制度が根付くかどうかは業界全体が健全に制度を活用し
消費者の信頼を得られるかどうかにかかっています。

もちろん消費者庁ではこうした問題点を踏まえ対策を検討しています。

同庁は企業から提出された根拠となるデータの専門的な「学術論文」と
わかりやすく説明した「一般用」の2種類をホームページ上で開示させます。

誰でも根拠となる情報にアクセスできるようになると専門家や
ライバルの企業の多くの目にさらされることになり、精査されていくと
見込んでいるようです。

また消費者庁の担当者は「世界最先端の透明性の高さ」
悪徳業者を排除していくと説明し、食品表示が正しく行われているか
監視する職員を5人増員する予定で、計14人で抜き打ちチェックを行います。

結局消費者のためには厳しい監視が必要ですが、
果たして自社の製品や素材が該当するのか、どこまで表示して良いのか
手探りの状態ですし、結局はトクホ並に大変になるのではないかという
懸念もあります。

またトクホを取得した企業にしてみれば莫大な費用と時間かけてようやく
取得できたのに、同じような効能表示を簡単にできてしまうのは
いががなものかという意見もあります。

まだスタートしたばかりで問題が次々と噴出するかもしれません。

機能性表示食品の安全性は?

安全性はどうなのでしょうか?
リコムの「蹴脂粒」はそれと同じ成分が入っている
「蹴脂茶」がトクホでは承認されなかったのに
機能性表示食品ではOkがでるなど問題が指摘されています。

では実際に発売されている商品や発売予定の商品は安全なのでしょうか?

16日に発売されたキリンの「パーフェクトフリー」の原材料は

難消化性デキストリン(食物繊維)、大豆たんぱく、ぶどう糖果糖液糖、
ホップ、米発酵エキス/炭酸、香料、酸味料、
カラメル色素、甘味料(アセスルファムK)

となっています。

この商品のアピールする原材料は難消化性デキストリンです。
① 脂肪の吸収を抑える
② 糖の吸収をおだやかにする
というダブル機能とカロリー0、糖類0が特徴です。

その他の成分で香料やカラメル色素には危険な成分がありますが
この表示だけではわかりません。

そしてここで問題なのは甘味料のアセスルファムKです。
2000年に認可された新しい添加物です。

ダイエット飲料やカロリーゼロの飲料に多く使用されています。

砂糖の200倍の甘味度があります。
カロリーがないので多くの企業で取り扱いをしている原材料ですが
安全性に問題があると指摘されている添加物です。

動物実験の段階ですが、リンパ球が減少したり
肝臓障害の際にあらわれるGPTが増加していたという
結果が報告されています。

原材料は多い順から表示されるので、
最後に表示されているアセスルファムKは微量なので
健康には問題ないとは思いますが、

できるならばこのような原材料は使用して欲しくないですね。

では今後発売されるカルピスの「アミールWATER」はどうでしょうか?
こちらの甘味料には

アセスルファムK、スクラロース、
アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物が使用されています。

アスパルテームはフェニルケトン尿症(フェニルアラニンの代謝が
うまくいかない体質)の新生児が取ると脳に障害が起こることがあります。

そのため「アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物」という
表示によって注意を喚起している原材料です。

アメリカではアスパルテームと脳腫瘍の関係が問題視されています。
スクラロースは人間の体内に取り込まれると全身に回って
ホルモンや免疫のシステムを乱す心配もあります。

これらは結局色々な動物実験で「問題がない」と結論が出て
使用が認められましたが、

これらの甘味料は日本で使用が認可されてから15年程なので
今後の実験の結果では毒性を示す研究データが発表される可能性もあります。

この商品も甘味料は微量なので問題ないのかもしれません。
ただ食べ過ぎや飲み過ぎに注意という食品ではなく
健康に良いとうたっている食品です。

当然健康のためにと積極的に摂る人もいるかもしれないので
そのような場合でも本当に問題ないのでしょうか?

まとめ

機能性表示食品制度はまだ始まったばかりなので
今後色々と問題が起こる可能性があります。

トクホにしても「健康に良い」と言われていた油が
結局そうではなかったと判明してトクホを取り消された
油がありました。

同じように今後その食品は問題があったとなる
可能性はゼロではありません。

なので機能性表示食品だからといって飲みすぎはやはり良くありません。
ほどほどにしましょう。

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