エボラ出血熱の対策について! 国内検査の懸念!なぜ危険ウィルス扱えない?

エボラ出血熱は現在アメリカにも感染者が出て、今後日本にも上陸する可能性が
あるにも関わらず、日本では感染が疑われる患者が見つかったとしてもウィルスを

調べる体制が整っておらず、確実な診断ができないのはご存知でしょうか。

危険性が高いウィルスを扱う能力を備えた施設はあるのですが、制度上取り扱いが
ゆるされていないため、エボラ出血熱の診断は可能ですが、他の先進国のように

ウイルスを実際に調べて確定診断することができないのです。

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なぜ日本ではエボラ出血熱の感染判断ができないのか

国はウイルスの危険度を4段階に分類して危険度の段階に応じて扱える施設を
定めています。

エボラウイルスは最も危険度が高く、最高レベルの設備がある施設ではなくては
扱うことができないことになっています。

この制度は世界保健機関(WHO)がウイルスの危険度「バイオセーフティーレベル」
(BLS)から定めた4段階の施設基準に準じています。

すなわちエボラウイルスに関してはバイオセーフティーレベルが一番高いレベル4の施設でないと
診断はできても確定の診断ができないのです。

日本のバイオセーフティーレベル4の施設はあるのか?

日本では約30年前、最高レベル(BSL4相当)の設備が

国立感染症研究所村山庁舎(東京都武蔵村山市)と
理化学研究所バイオリソースセンター(茨城県つくば市)に

整えられたが、地元住民の同意が得られないなどの理由から現在も
最高レベルでの運用は許可されていません。

このため仮にエボラ出血熱の可能性のある患者が見つかった場合、患者の血液や尿、
のどから採取した粘膜などを検査するが、ウイルスを取り出したり、培養したりする

ことが許可されていないため、確実に感染しているのか判断ができないのです。

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「今は特効薬がなく、効果があるのかわからない薬を患者に投与している。ウイルスを
培養できればいきなり人に投与しなくても薬の効果を研究できる」と岐阜大教授

(病原微生物学)は施設の重要性を指摘しています。

感染研ウイルス第一部の西條政幸部長も、ウイルスの感染能力の有無やウイルスがどこから来たのかを調べるにはウイルスの培養が必要だと言っています。

ただ西條部長は「万一エボラ出血熱が国内に入って来ても準備態勢は整えてあり、
制限はあるが対応はできる」と話しています。

日本でのエボラ出血熱の感染判断のまとめ

現在日本では感染者を国内に入れない為にどのような対策をしているのかというと

厚生労働省の話では「空港の検疫所では、サーモグラフィーやスタッフの声がけなど
で対応している」(医薬食品検疫所所業務管理室)

そこで症状がある人は空港内の健康相談室で確認し、感染が疑われる場合は
第一種感染症指定医療機関(全国44施設)へと搬送されます。

同医療機関には空気が外部にもれないよう管理できる隔離病床があり、
感染症治療の訓練を受けたスタッフがおり、

強い病原性を持ったウイルスや細菌(エボラ出血熱やSARSなど)の感染にも
対応できるようになっているようです。

日本は西アフリカなどと比べて最先端の医療環境が整い、下水道が完備されるなど
衛生環境も良いので集団感染のリスクは極めて低いという見方が多いですし、

インフルエンザのような空気感染もないのでパンデミックのような爆発的感染拡大にはならないと思われます。

ただ爆発的感染拡大の可能性は低いものの、完全に日本にエボラウイルスを持ち込まないというのは難しいので、いずれ日本でもアメリカのように感染者が現れる可能性があります。

その時に政府はどのような対応するのか、バイオセーフティーレベル4の施設を設置するのか注目されるところです。

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