ウィンブルドン(全英オープン)テニスの歴史や特徴、独自のルールとは?

20090629_942550

テニスの四大大会であるグランドスラムは

  • 5月の終わりから全仏オープン
  • 7月初めにウィンブルドン大会

と立て続けて開催されるのでテニスファンにとっては1年でも最もワクワクする時期ではないでしょうか?

そしてウィンブルドン大会は多くのプロテニスプレーヤーが一番優勝したい大会に挙げますが、単に伝統があるというだけでなく、ウィンブルドン独特のルールもあります。

今回はウィンブルドンの歴史と特徴を中心に紹介します。




ウィンブルドン大会の歴史と特徴

2018年のウィンブルドン大会は7月2日(月)~7月15日(日)まで開催され、場所はロンドン郊外のウインブルドンですが、その歴史はとても古く1877年(明治10年)にさかのぼります。

ウィンブルドン選手権は世界最古のテニストーナメントで、もちろんグランドスラムのなかで最も歴史がある大会でるとともに

「一番格式が高い大会」です。

ウィンブルドンの特徴として挙げられるのがグランドスラムの大会で唯一グラス(天然芝)コートで試合が行われる大会です。

グラスコートはバウンドしたボールが低く滑り球足が速いためショットが決まりやすいため、クレー(土)コートの全仏オープンのようにラリー戦にはなりにくいです。

そのためストローク戦が得意な選手には不利でビッグサーバーの選手の方が有利と言われています。

ランキングが低い場合でもビッグサーバーの選手が番狂わせを起こすことも他の大会よりもあります。

そしてそれ以外にも他の4大大会とは違う特徴があります。

ウィンブルドン独自のルールとは?

まずはウィンブルドンと他のグランドスラムの3大会は運営先が違います。

「全部一緒じゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが

ウィンブルドン以外の3大会(全米、全仏、全豪)はITF(インターナショナル・テニス・フェデレーション)が運営しています。

一方、ウィンブルドン大会ウィンブルドンにあるローン・テニスクラブが運営しているのです。

その為ウィンブルドンだけは他と別格と言われていて独自のルールが結構あります。

① 白を基調としたウェア

伝統と格式を重んじるウィンブルドンは試合中だけではなく、練習の際にも白いウェアはもちろん、帽子リストバンドソックスシューズ白に統一することを義務付けています。

そして実はこれだけでなく、下着にも及び、以前ユージェニー・プシャー選手が黒い下着を着用したところ規則違反と指摘されたこともあります。

かなり徹底しているどころか、少しおかしい感じもしますね。

実際にこのホワイトルールに関してはロジャー・フェデラーなど多くの選手が苦言を呈しているほどです。

② ミドルサンデー

開催期間中の第1週と第2週の中間に位置する日曜日をミドル・サンデーと呼びこの日を休養日として設けています。

ですが、この時期のウィンブルドンは雨が降りやすく中断が多いため、日程の消化不良が深刻化した1991年、1997年、2004年とミドルサンデーに試合が行われました。

その後雨でも試合が中断しないようにと2009年にはセンターコートに引き込み式の屋根が設置され雨の時には屋根が締まります。

ただ、今でもセンターコート以外は屋根がなく、照明設備もないので度々降雨のための中断、日没サスペンデットとなる場合があります。

2016年も天候が悪く12年振りにミドルサンデーも試合がありました。

➂ 独自のシード順位を採用

4大大会の他の3つはランキングをもとにシード順位をを決めていますが、ウィンブルドンだけは過去の実績を加味した
独自のシード順位を採用しています。

ランキングポイント過去一年の総芝ポイントそのまえ1年間の芝で最も高いポイントの75%です。(といってもよくわかりませんね)

④ 更衣室がランク分け

ウィンブルドンは更衣室が3つにランク分けされていて、

スポンサードリンク
  • シード選手はNo.1のロッカールーム
  • シード選手より下から100番くらいまでがNo.2
  • それ以下の選手はNo.3

という決まりがあります。

もちろんNo.1が一番良いロッカールームです。

⑤ ラストエイトクラブ

ウィンブルドンでベスト8に入ると「ウィンブルドンに行くと席を用意してもらえる」という一生保証される権利です。

ここ最近では

  • 女子がクルム伊達公子選手ベスト4
  • 男子では松岡修三さんがベスト8

という実績があり、ラストエイトクラブのメンバーです。(松岡さんは本当にスゴイテニスプレイヤーなのですよ)

錦織選手はウィンブルドンでは4大大会で唯一ベスト8以上に進んだことがなく、最高はベスト16なので今年こそ最低でもベスト8以上に行ってもらいたいですね。

このようにウィンブルドンのみのルールがあるというのが面白いところです。




グランドスラムが他の大会よりも過酷な理由

ウィンブルドンを含めてグランドスラム大会の男子は5セットマッチです。(他の大会は3セットマッチ)

これだけでも他の大会よりも体力的にきついですが、それにプラスしてファイナルセットにタイブレークが採用されず、「アドバンテージセット」といって、

2ゲーム差をつけないと勝利にならないため時には超ロングマッチになることがあります。

[note]※全米オープンだけは1970年からファイナルセットにもタイブレークを採用しています。[/note] [tip]

※タイブレークとは
通常の大会はファイナルセットで6-6の
場合は次のゲームを12ポイント制で

スタートし

2ポイント差をつけて7ポイントを先取
② 6ポイント同士になってから2ポイント連続で先取

でそのセットの勝者となるルールです。

[/tip]



このアドバンテージセットは本当に過酷で2010年のウィンブルドン1回戦で、

ジョン・イスナー(米国)とニコラ・マユ(フランス)の試合は

イスナーが6-4、3-6、6-7、7-6、

そして最終セットはなんと7068と決着がつくのに3日間かかりました。

  • 試合時間が合計で11時間5分
  • ゲーム数の合計が183ゲーム
  • 第5セットだけで138ゲーム8時間11分

とすべて記録を更新しました。

しかも敗れたニコラ・マユはダブルスもエントリーしていたため、最長試合を記録した3時間後にダブルスの試合に出るハメに。

日没直前で第1セット後に中断するのはわかっていて、しかもマユは立っているのがやっとという状態にもかかわらず、主催者側は強行して、マユペアは結局敗れてしまいました。

(対戦相手が英国ペアだから強行したのでは?という話もありましたが)

グランドスラムは単に参加人数が多いのではなく気力、体力共に充実していないと勝ち進むのが困難な大会です。

まとめ

以前は全仏オープンとウィンブルドンとの間は2週間しかありませんでしたが、

2015年からは3週間以上の期間を置いて開催されます。

過酷なグランドスラムの全仏で上位に残った選手にとっては1週間以上以前よりも期間が空くのは有難いですね。

錦織選手もグランドスラムの中では唯一ベスト8に進出していませんが、最近調子が良くなってきましたし、大坂なおみ選手や杉田祐一選手など活躍が期待できる人が増えてきましたね。

私もウィンブルドンの時期が一番わくわくする時期です。

放送が深夜ですが、日本人選手の活躍やトッププレイヤーの素晴らしいプレイを堪能しましょう!

 

関連記事:ウィンブルドンテニス2017の優勝賞金と錦織、松岡選手の過去の成績を紹介!

スポンサードリンク



コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ