潮干狩りで海にたくさんアサリがる場合はおいしいアサリだけを拾いたいのはもちろん、間違っても死んでいるアサリは避けたいですよね~。

今回はおいしいアサリと死んだアサリの見分け方だけでなく、おいしいアサリにあるものを使ってもっと味が良くなるおいしいアサリの味噌汁の
作り方も紹介します。

おいしいアサリの見分け方

これは潮干狩りの時だけでなくお店で販売しているアサリにも共通していますので覚えてくださいね。

①アサリの口は開いていると閉まっているどちらがおいしい?

お店などでアサリを観察すると

  • 口が少し開いているもの
  • 口がしっかり閉じているもの

を見つけることがあると思いますがどちらが良いアサリかわかりますか?

実は「アサリの口が少し開いているのは弱ってきている証拠」で、身が段々としまらなくなってくると口も徐々に開いてきます。必ず口が固く閉じているものを選びましょう。

では、口が少し開いているアサリが全てダメかというと、そうではありません。口が開いているアサリをちょっと触ってみてすぐに口が閉じる場合は新鮮なアサリなので選んで大丈夫です。

②黒っぽいアサリと白っぽいアサリ味に違いはある?

アサリには表面の殻の模様が黒っぽいのと白っぽいものがありますが、味に違いはあるのでしょうか?

実は味に関してアサリの殻の色は全く関係ありません。

白っぽいから新鮮でおいしいということはありません。色の差はないので、色という基準で選ばないようにしましょう。

③ふっくらしたものと平らなアサリどちらがおいしい?

ふっくらとした丸みを帯びたアサリ」とふっくらしていなくて、「平らに近い感じのアサリ」ではどちらがおいしいと思いますか?一見ふっくらとした方がたっぷりと身が入っていておいしそうに感じますね。ですが丸みを帯びているからといって、おいしいわけではありません。

いざ開けてみると身が小さかったり、下の方にちょこっとしか身が無い場合が多いです。実は平らで幅が広いアサリが一番おいしいです。

ふっくらとして丸いアサリ」は浅瀬のアサリで栄養を殻に使っています。一方、「平たく幅が広いアサリ」は沖のアサリで栄養を身に蓄えていておいしいです。

このように「おいしいアサリは口が固くしまっていて、平たく幅が広いもの」を選ぶようにしてください。(開いていても触ってすぐに閉じるならば元気です)

死んでいるアサリの見分け方

次に死んでいるアサリも見分けることができるようになりましょう。アサリは閉じていると動かないので死んでいるのか生きているのかわかりづらいですね。

ですがアサリは生きている間は貝柱の力で殻を閉じていて、死ぬと閉じる力がなくなり貝が開いたままの状態です。(開いていても触ってすぐに閉じればもちろん生きています)

アサリがきちんと閉まっていれば生きている証拠です。死んでいれば開いているアサリを閉じようとしてもすぐに開いてしまいます。生きている場合は白いベロのような『水菅』と呼ばれる器官を触ると引っ込めます。

死んでいるアサリの注意点

ただ閉じているアサリは全て生きているのかというとそうではありません。死後硬直の場合、加熱しても口が開かない時があるので注意してください。

潮干狩りやお店でも生きているおいしいアサリを選ぶことができるようになれば、すぐに料理したいところですがアサリには砂抜きと塩抜きが必要なのをご存知でしょうか?

お店で買う場合は砂抜きされている場合も多いですが、それでも完全に砂が取りきれていないこともあるので詳しくは下記で紹介します。

あさりの砂抜きや塩抜き、保存方法!冷凍しても大丈夫?潮干狩りの後に困らない処理の仕方をご覧ください。

一般的な砂抜きの方法から簡単にできる砂抜きの方法や、塩抜き、保存法を紹介しています。

おいしいアサリの味噌汁の作り方

 

アサリの料理で真っ先に思い出すのがアサリの味噌汁(アサリ汁)ですね。おいしいアサリを使用すればもちろんおいしい味噌汁ができますが、ある物を混ぜるともっと味が良くなるのをご存知でしたか?

それは「牛乳」です!

「えっ?」と思った人も多いかもしれませんが、実際にテレビ東京の「ソレダメ」という番組で紹介されていました。またその紹介した人が料理研究家の小山浩子さんで、料理本のアカデミー賞と言われる「グルマン世界料理本大賞」を受賞しているすごい方です。その方が教えるアサリ汁はおいしいこと間違いなしです。

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おいしいアサリ汁の作り方

①アサリを鍋に入れてよく炒める※殻が少し熱くなるまで炒める

② ①に酒を入れてフタをして酒蒸しにする※酒蒸しにすることで身がふっくらするのと臭みも取れる

③ 鍋が「カチカチ」と音が鳴りだしたらフタを開けるとアサリが口を開けている状態になるので、そこに昆布だしを入れて中火で温める。

④沸騰させない程度に温めたら火を止める

⑤味噌を牛乳で溶いてから火を止めた状態の鍋に入れる

※味噌と牛乳を別々に入れると牛乳が単独で主張してしまいます。

味噌を牛乳で溶くことで素材になじむようになり、違和感なくおいしく食べられます。牛乳を使うことでコクが出るので使用する味噌の量が通常の半分で済みます。

そのことにより塩分を半分にすることができるので高血圧や動脈硬化の予防にも効果があると言われています。また牛乳を混ぜることでアサリの鉄分の吸収を高める効果もあるのはうれしいですね。実際食べても牛乳の味は全くわかりませんしとても優しい味になるのでぜひ試してみてください。

まとめ

おいしいアサリの見分け方は

  • 口が閉まっていて平らで幅が広いアサリ
  • 口が空いていてもすぐに閉じればおいしいアサリ

死んでいるアサリの見分け方は

  • 口が開いていて閉じてもすぐ開いているアサリ
  • 熱しても開かないアサリは死後硬直している

おいしいアサリの味噌汁作り方は

  • 味噌を入れる時に牛乳で溶いてから入れる

潮干狩りで持って帰るのが大変なくらいアサリが取れる時がありますが、その時は今回覚えたアサリのおいしい見分け方を思い出して選んでくださいね。

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