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伊勢神宮の参拝方法,内宮と外宮はどちらが先?回り方のマナーをお伝えします。

伊勢神宮

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伊勢神宮は歴史と伝統を持ち、近年ではパワースポットとして人気が高まっていますが、2013年には参拝者が初めて1000万人を突破し、1420万人が訪れました。

これは今までの記録883万人(2010年)を500万人以上上回り、2013年は20年毎に社殿などを一新する式年遷宮に伴って、参拝者が多く詰めかけたと言われていますが、特にテレビ・雑誌などで特集され女性の間で続いてるパワースポットブームも大きく影響していると思われます。

2014年は参拝者数が1086万5160人で(内宮680万9288、外宮405万5872人)前年よりも下回ったものの、2年連続で1,000万人突破しました。

その後2015年838万2278人、2016年は873万9211人と1000万人を割りましたが、記録が残る1895年(明治28)年以降で4番目に多い数字です。

一方で初めて訪れる方にはどんな手順や作法で御参りをするのか、知らない方や迷う人も多いのではないでしょうか?

今日は最初に知っておく基本の参拝方法や内宮と外宮の違いなどを紹介します。

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伊勢神宮に参拝する前に知っておきたい概要

伊勢神宮の中心は「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」のふたつです。

通常「お伊勢参り」は内宮と外宮の二つを回ることとされています。

江戸時代から「お伊勢参り」は国民的行事であり、日本中から人々は何日もかけて伊勢を目指したと言われています。

内宮のご祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)で八百万(やおよろず)の神の最高位に位置する太陽の神で日本人の総氏神でもあります。

外宮のご祭神は豊受大御神(とようけのおおみかみ)で天照大御神の食事をつかさどり、産業や食事に関する神様です。

この内宮・外宮を中心に、それぞれの別宮、摂社、末社、所管社と呼ばれる宮社があり、全て合わせて125社の総称が、伊勢神宮と呼ばれています。

内宮・外宮に属する宮社のなかでも、「別宮」はそれぞれの分家のようなもので、内宮・外宮の御正宮についで、格が高い存在です。

お伊勢参りの際にもし時間があれば是非一緒に訪れておきたいところです。



伊勢神宮の外宮の基本参拝方法

内宮と外宮はどちらから先に回るのかと言う質問に対し、どちらでも良いという回答をする方もいますが、やはり基本は外宮から内宮へ回るのが古来からの習わしとされています。

参拝だけではなく、伊勢神宮で行われる様々な行事も「外宮先祭」と言われ外宮から内宮の順序で行われています。

外宮か内宮、片方だけをお参りするのは「片まいり」と呼ばれていて、避けるべきことと言われています。

まず外宮の入口に着いたら、火除橋を渡るとそこは外宮の神域になるので神聖な気持ちに切り替えましょう。

火除橋を渡るとすぐ手水舎(てみずしゃ)があります。

正宮にお参りする前に、手水舎で手と口を清めます。

手水舎の作法はよくわからないままとりあえずやっている方が多いようです。

  1. 正しい作法は右手でひしゃくを持って水をすくい、左手を清める
  2. 左手にひしゃくを持ちかえ、右手を清める
  3. 右手にひしゃくを持ちかえ、左手に水をすくって口をすすぐ
  4. 左手を清める
  5. ひしゃくを垂直に持ち、余った水をひしゃくの柄に伝わせ清める

水は最初に一度すくうのみで、その水を少しずつ使います。

手水はお参りの前の「みそぎ」を簡略化したものと言われています。

正しい作法で行うようにしましょう。

手水舎の先に第一鳥居がありますので、一礼をしてからくぐります。

鳥居をひとつ越えるごとに神様の領域に近づいていきますので、他の鳥居の前でも立ち止まり一礼してから進みましょう。

それからしばらく歩くといよいよ五穀豊穣の神でもある豊受大御神が鎮座するご正宮がありますので感謝の気持ちでお参りしましょう。

伊勢神宮が他の神社と違うところはお賽銭箱がありません。

「紙幣禁断」といって、長らく天皇陛下以外のお供えは許されませんでした。

そのためお賽銭を投げて個人的な願いをかなえようと手を合わせてはいけないのです。

そのため今も内宮・外宮には賽銭箱がないのです。

内宮でも外宮でも、ご正宮は日頃のご加護に対する感謝を神様に伝える場所と言われています。

個人的なお願いごとをする場所は外宮では「第一の別宮」と言われている「多賀宮」
す。

拝礼は「ニ拝二拍手一拝」にて行います。

ご正宮にお参りした後は別宮にお参りします。

まずは境内で一番高い所にある「多賀宮」により、「土宮」「風宮」の別宮にお参りし裏参道を通ります。

裏参道を抜けると、次は内宮を目指しましょう。

外宮前バス停がすぐに見つかりますので、バスに乗り17分(410円)で内宮前バス停に着きます。

伊勢神宮の内宮の基本参拝方法

内宮の入口を入り五十鈴川にかかる全長101.8mの檜造りの宇治橋を渡って鳥居をくぐると神の聖界に入ります。

また外宮は左側通行ですが、内宮は右側通行なので注意しましょう。

ちなみに参道では基本中央を歩くのはタブーです。中央は神様の通る道とされているからです。

神苑を過ぎると手水舎があるので、ここで先程紹介した手水舎の作法の通りに手と口をすすぎ心身を清めましょう。

五十鈴川の守り神の「滝祭神」を通ると、いよいよ最終目的地である天照大御神をおまつりする「ご正宮」に着きます。

五重の垣根に囲まれた社殿を見ることはできませんが、絹の御幌の前でお参りしましょう。

この後は別宮へ行きます。

活動的な荒御魂がまつられている「荒祭宮」から風の神様がいらっしゃる「風日祈宮」にお参りします。

個人的なお願い事は内宮では「第一の別宮」と言われている「荒祭宮」です。




まとめ

お参りした後は、おはらい町やおかげ横丁でグルメやお土産などのショッピングを楽しみましょう。

帰りは内宮前バス停からバスに乗り宇治山田駅に向かいます。

最寄りの駅の宇治山田駅は,内宮からバスで23分(410円)です。

伊勢神宮は日本最高位に位置する神社なので、是非一度お参りしていただきたい神宮です。

日本最強のパワースポットにあなたも是非一度行ってみてはいかがですか?



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