初盆・新盆では一般的に招待状が届くので、
普通のお盆とは違う事が解ると思います。
しかし「何が違うの?」「マナーがあるの?」など、
はっきり理解出来ていない方が多いのではないでしょうか?
招待状が届くと言う事は、日にちに余裕があるわけです。
しっかり常識を理解しておかないと、ちょっと恥ずかしいかもしれませんよ。
そこで今回は、
初盆・新盆の服装、香典の相場、のし、表書きなど
分かりやすくまとめたので、ご紹介します。
初盆・新盆とは?
まずは、普通のお盆と初盆・新盆について理解しておきましょう。
通常のお盆とは
ご先祖様を供養する行事となります。
お盆期間中は、ご先祖様の霊が家族のもとに戻って来るとされています。
初盆・新盆とは
故人の四十九日が済んだ初めてのお盆の事を言います。
お盆を迎えた時、四十九日中の場合は翌年が初盆・新盆になります。
初盆・新盆では、
僧侶、親戚、知人を招いて供養を行います。
ちなみに…初盆と新盆は同じ意味の言葉で、
地域によって言い方が変わるだけです。
初盆・新盆の服装について
初盆・新盆に招かれた時のマナーとして、
喪服で参列するのが一般的ですが、
夏の時期などは、地味な平服で参列される方も多い様です。
子供の場合
子供が参列する時は悩みますよね。
子供の場合、制服があるなら制服で参列するのが基本です。
制服がない場合は、白いブラウス、シャツ、
柄のない地味な色のスカートやパンツで参列するのが一般的となります。
女性の場合
女性の場合、お手伝いをした方が良い様な雰囲気があると困るので、
エプロンを持参すると良いかもしれません。
エプロンは葬儀用エプロンが販売されていますが、
自宅に無地の黒や紺のエプロンがあれば、それを使用して大丈夫です。
初盆・新盆のお香典について
参列するにあたってお香典の事は、一番気になるポイントですよね。
昔は、白提灯やお線香、ロウソクなどを持参していたようですが、
最近は現金を包む事が一般的になっています。
現金を包む場合、御提灯料として持参する事も減り、
お香典として持参するのが増えています。
お香典の相場は
3,000円~10,000円が一般的です。
故人との関係や地域によって金額は変わります。
供養後に会食がある場合は、少し多めに入れるのが一般的です。
香典袋の選び方は
(白黒、双銀、藍銀)結び切の水引
関西では(黄銀、黄白)結び切の水引を使用する地域があります。
香典袋の表書きは
故人の宗教により違いがありますが、
一般的に「御仏前(ごぶつぜん)」で大丈夫です。
(心配な時は事前に確認しましょう)
下段にフルネームを黒の墨で書きます。
初盆・新盆のお供えについて
今はお供え物を持参する事が少なくなったので、
持参する場合と持参しない場合でご説明します。
お供えを持参する場合
お供えにふさわしい品物は、日持ちする物が良いとされています。
- お菓子(クッキー、せんべいなど)
- 水菓子(ゼリー、羊かんなど)
- 傷みやすくなければ、旬の果物
- 食品(乾麺、昆布、のりなど)
- 贈答用のロウソクやお線香
のし紙は
基本的に「外のし」です。
黒白で結び切の水引になります。
関西の方では、黄白の結び切の水引を使用する地域もあります。
のし紙の表書きは
「御供物」「御供」が一般的となります。
下段にフルネームを黒の墨で書きます。
お供えを持参しない場合
現金を包んで持参するのが一般的となります。
のし袋は、
黒白結び切の水引です。
関西では、黄白結び切の水引を使用する地域もあります。
表書きは、
上段に「御供」「御供物料」下段に名前を黒の墨で書きます。
金額の相場は、
3,000円~5,000円が一般的と言われています。
お供えの注意点
- お供えを香典の代わりにする地域や、
香典とは別にお供えを持参する地域があるので、事前に確認しましょう。 - 会場(自宅)にお供えを置くスペースがない可能性もあります。
- お供えは供養が終わった後に、参列者や関係者に取り分けるのが一般的です。小分けになっていて、日持ちする物を選びましょう。
- お供えは必ず施主の方にお渡ししましょう。(勝手にお供えを置くスペースに置いてはダメですよ)
- 出席出来ない場合、お供えを送る方が多い様ですが、事前に連絡をする事を忘れない様にしましょう。
まとめ
- 初盆・新盆は、普通のお盆とかなり違いますよね。
- 喪服で参列するのが一般的です。
- お香典の中身を最後にチェックするのを忘れない様にしてくださいね。
- あまり高額な物は選ばない方がよいと思います。
初盆・新盆には、ほとんどが親戚の方だと思います。
だからこそ、常識的な事は知っておく事が必要となります。
施主の方への挨拶を忘れない様にしてくださいね。