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鏡餅のカビ防止対策と長持ちする方法をご紹介。カビが生えてしまった場合はどうする?

鏡餅をそのまま飾っておくと、ひび割れて、最悪の場合はカビが生えてしまいますよね。

お餅の特性として、水分とデンプン質が多く含まれているので、カビが繁殖するのに適している食べ物だといえます。

さらに、お餅を丸めるときに使う片栗粉(餅とり粉)もデンプン質である上に、水分が逃げにくいという性質をもっています。

また、カビが発生する条件は5度~35度前後の温度といわれ、私達が思ってるよりはるかに気温が低くても発生してしまいます。

特に最近では、真冬でも暖房のおかげで室内は暖かく湿度も適度にある状態です。

人間が過ごしやすい環境は、カビも繁殖しやすいといえるわけですね。

では、なるべくカビを発生させないためには、どのような対策ができるのでしょうか。

調べてみるといくつか方法があありますので、ご紹介します。

カビを防ぐには?

手で触れない

お餅を手作りする際は、なるべく素手で触れないようしたほうがよいでしょう。

お供えするときも、新品のビニール手袋か使い捨ての手袋を使って飾りつけをします。

このとき、餅とり粉をなるべくキレイに払い落とすと良いでしょう。

上記でも述べたように、餅とり粉(片栗粉)には水分を保持しようとする特性があるためです。

割り箸などで風通しを良くする

お餅の表面より、底面や、お餅同士が重なっている部分はカビが生えやすい場合が多いです。

それを防ぐため、1段目の底の部分と、1段目と2段目が重なる部分に、餅の直径よりやや短くカットした割り箸を2本おき、鏡餅を少し浮かして飾るようにします。

押入れに敷くスノコと同じ効果を狙ったもので、風通しがよくなりカビの発生を防ぎます。

この方法では、見た目が気になったり、安定感がなくてうまく飾れない。。。という場合は、少し手間ですが、短く切った竹串をお餅に刺して脚にする方法があります。

一段目と二段目の間を何本かの竹串でつないでしまう方法です。その際に、少し隙間を空けるのがポイントです。

橙とお餅の間も忘れずにやりましょう。

お餅に橙の果汁がたれてしまうと、かえってカビが生えやすくなってしまうので、あまり深く刺さないようにするのがポイントです。

爪楊枝でも代用できますが、折れやすいので少し難しいかもしれません。

いずれにせよ、必ず新しいものを使用してくださいね。

アルコールで除菌する

純度の高い焼酎を鏡餅に吹きかけておきます。

日本酒でも良いですが、におい移りが気になるので、甲類と呼ばれる焼酎が適しています。

お酒に詳しくない方は、お店の方に甲類の焼酎といえば分かると思います。

数日おきに少量吹きかけてください

また、ハケを使って焼酎を塗る方法もあります。

 

その際は、必ず新しいハケを使用してください。
ひび割れ部分や、餅が重なる部分、裏面は念入りに塗ったほうが良いでしょう。

どちらの作業を行う際にも、素手でお餅を触らないように、新しいビニール手袋などを利用すると良いですね。

わさびやからしを利用

タッパーやお皿で保存しておく場合は、練りからしやわさびを端に置いておくことで
殺菌効果が期待
できるようです。

またタッパーのふたに張り付けタイプの「使い捨てカイロ」を付けておくと、脱酸素剤的な役目をしてくれるとか。

飾っておく鏡餅には、この方法は使えませんが、お餅を保存する際は、参考にしてみてください。

からしやわさびが乾いてくると効果が落ちるようなので、こまめに交換するとよいでしょう

最近では、お弁当が痛むのを防ぐためのシートが売られていますが、これにもわさび成分がシートに染み込ませてあるものがあり、これも同様の効果をねらったものといえますね。

粉わさびいり鏡餅

粉ワサビをお餅に練り込んで、カビの発生を防ぐ鏡餅を販売しているメーカーもありますので、活用してみるのもよいかもしれません。

焼いたり揚げたりするとワサビ成分が飛んでしまうので、気にせず食べられるそうです。

煮る場合は、一度焼いてからでないと、子供には少し辛い場合があるようです。

カビがはえてしまったら?


カビがはえた箇所を削り落としても内部に菌糸が伸びているために、食品の安全性は保証できない・・・というのが最近の見解のようですね。

カビの菌は、強い発がん性があると言われ、加熱してもその毒性は変わりません。

ですから、体内に取り込むのは避けるべきとされています。

また、アレルギーの要因となるとも言われているので、気になる方は食べるのを避けたほうがよいかもしれませんね。

カビの落とし方

鏡餅は神が宿り、新しい命を分けていただく、ありがたい食べ物とされています。

カビなど気にしないという方は、試してみてください。

カビの生えたお餅をラップで包み電子レンジで30~40秒ぐらいチンすると柔らかくなり、カビの部分をそぎ落とすことができます。

電子レンジの中にカビの胞子を撒き散らさないようにするため、ラップをしたほうがよいでしょう。

カビのはえたお餅を電子レンジの中に入れるのに抵抗がある方は、昔ながらの方法で水に一晩から二晩ほどつけておくと、柔らかくなります。

カビが生えている箇所は、なるべく深く切り取るようにしたほうがよいでしょう。

カビを防ぐ方法まとめ

いかがでしたか?

どれも完全にカビを排除できる方法ではありませんが、やってみる価値はありそうですね。




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