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ウィンブルドンテニス2019の優勝賞金やベスト8進出の錦織と松岡選手の全英オープンの成績を紹介!

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テニスのグランドスラム(4大大会)の中でも一番歴史が古いウィンブルドン選手権(全英オープンテニス)。

2019年は7月1日(月)からスタートして15日()まで開催されます。

ウィンブルドン選手権グランドスラムだけでなく、全てのテニスの大会の中で一番古く格式が高い大会です。

今回はウィンブルドン大会

などを紹介します。

ウィンブルドンテニス2019の賞金総額と優勝賞金は?

2019年のウィンブルドン選手権の賞金総額は昨年から11.8%増の3,800万ポンド(約53億円)となりました。(1ポンド=140円)

ちなみに、

※全て1ポンド140円で計算

これを見ると8年前の2.5倍以上、そして3年前よりも約1,000万ポンド(14億円)賞金が上がっています。

スゴイ伸び率ですね。

では他のグランドスラム大会はどうでしょうか?

※全米オープンは昨年(2018年)の賞金総額です

※レートもその時点ではなく、現在2019年6月4時点で計算しています

賞金総額では全米オープンが毎年一番高いですが今年はさらに更新しそうですね。

ただこの不況と言われる中でテニスは毎年賞金が増えているのはスゴイことです。

そして2019年の優勝賞金ですがシングルスの優勝者(男女共)は10万ポンド(約1,400万円)増の235万ポンド(約3億3千万円)となりました。

と年々増加していて10年前と比べると約3倍となっています。(全て1ポンド140円で計算)

優勝賞金もものすごい金額ですが実は1回戦で負けても4万5千ポンド(約630万円)もらえるというのがテニスのすごいところですね。

ゴルフのメジャー大会の優勝金額と比べても倍近くあります。

テニスの賞金が高いと思われがちですがゴルフと比べて選手寿命が短いですし、野球のように活躍しなくてもお金がもらえる複数年契約もありません。

1年1年が勝負で活躍した分だけ賞金がもらえるというのが本当のNo1を決めるのにとてもわかりやすいですね。



ウィンブルドンの錦織選手の過去の成績

錦織選手の過去のウィンブルドンでの成績を紹介します。

初出場は2008年

マルク・ジケル(フランス)との1回戦では1セット・オールから腹筋の痛みを訴え、途中棄権により敗退となりました。

2009年は右ひじの疲労骨折で欠場

2010年は主催者推薦で出場。

1回戦でラファエル・ナダル(スペイン)にストレートで敗退(この時ナダルは大会優勝)

2011年は1回戦で敗退

元世界ランク1位のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)に1-3(1-6,6-7,7-6,3-6)で敗れました。

2012年は第19シードで出場

1,2回戦ともにストレートで勝利、

3回戦で当時の世界ランク9位のファン・マルティン・デル・ポトロに3-6,6-7,1-6のストレートで敗れました。

2013年は第12シードで出場

3回戦で第23シードのアンドレアス・セッピに2-3(6-3,2-6,7-6,1-6,4-6)で敗れました。

この時もリタイアはしなかったものの、

「試合前にリタイアするかなと思うような状況だった」と錦織選手が言っていたようにヒザや足首、腰の状態がかなり悪かったようです。

2014年は当時世界ランキング10位で第10シードで出場

3回戦を突破したものの、4回戦で第8シードのミロシュ・ラオニッチに

1-3(6-4,1-6,6-7,3-6)で敗れベスト16に終わり、またしてもベスト8に入ることはできませんでした。

2015年過去最高のランキング5位での出場

1回戦でイタリアのシモーネ・ボレッリと3-2 (6-3,6-7,6-2,3-6,6-3)のフルセット で勝利したものの、最終セットで左足を痛めてしまい2回戦は負傷棄権となってしまいました。

2016年はランキング6位第5シードで出場

1回戦は123位のサム・グロスと対戦3-0(6-4、6-3、7-5)のストレート勝ちでしたが第3セットで左わき腹のケガでメディカルタイムアウトをとっています。

2回戦は547位のジュリアン・ベネトーと対戦3-1(4-6、6-4、6-4、6-2)で勝ちました。

3回戦は42位のアンドレイ・クズネツォフと対戦3-0(7-5、6-3、7-5、)のストレート勝ちでした。

そして4回戦は13位のマリン・チリッチと対戦左わき腹のケガのため、思い切ったプレーができず、第1セット1-6、第2セット1-5の時点で途中棄権となりました。



2017年ランキング9位で第9シードで出場

1回戦はランキング102位のマルコ・チェッキナート(イタリア)を3-0(6-2,6-2,6-0)のストレート勝ちでした。

試合時間が1時間12分と1回戦の中では最短時間でした。(途中棄権の試合は除く)

2回戦は122位のセルジー・スタホフスキー(ウクライナ)と対戦、

3-1(6-4、6-7、6-1、7-6)で勝ちましたが3時間15分とタフな試合でしたね。

スタホフスキー選手は122位と1回戦のチェッキナート選手よりもランキングが低く予選からの参加でした。

ですが錦織選手はスタホフスキー選手に2戦2敗と相性が悪く、しかもスタホフスキー選手は芝に強いうえに、以前の芝の大会でフェデラー選手にも勝利したこともありました。

そのため試合前は結構苦戦するどころか、ひょっとすると負けるかもしれないと思っていたので本当に勝って安心しました。

3回戦は19位のロベルト・バウティスタアグト(スペイン)と対戦しました。

過去の対戦成績は錦織選手の4勝0敗でしたがただ芝での対戦は初めてなので、その点が不安でしたが、不安が的中して

1-3(4-6、6-7、6-3、3-6)で敗れてしまいました。

アグトの調子も確かに良かったのですが、なんか錦織選手の自滅のような気がしました。

2018年ランキングは28位で、第24シードで出場

昨年は前年がケガで休んでいたこともあり、シード選手ではありませんでした。

1回戦

初戦の相手は、世界ランキング198位のクリスチャン・ハリソン(24歳・アメリカ)で、3-1(6-2 、4-6、7-6、6-2)で勝ちました。

初めての対戦で1回戦は楽勝かと思っていましたが、初戦の緊張もあったのか、結構苦戦しましたね。

ただファーストサーブは以前と比べるとかなり良くなっている感じがしました。

2回戦

ランキング184位のバーナード・トミック(25歳・オーストラリア)との対戦で3-1(2-6 、 6-3 、 7-6 、7-5)で勝ちました。

バーナード・トミック選手は2016年1月にはランキング17位にまでなっていますが、最近は無気力プレーなど184位まで落ちました。

ただ錦織選手との過去の対戦は2勝2敗で、直近2試合(2016年)は錦織選手が負けている相手です。

1回戦と同様に苦戦したものの、第2セットからは立ち直って、この日もファーストサーブが好調でなんとか勝ち上がりました。

3回戦

第15シードでランキング18位のニック・キリオス選手(オーストラリア)との対戦で3-0(6-1、7-6、6-4 )のストレート勝ちでした。

錦織選手はランキングとシードともにキリオス摂取よりも下なので、初めて格上との試合でした。

キリオス選手はビックサーバーで芝に強いので心配したのですが、ストレート勝ちするとは意外でした。

さらにこの日は前の試合が延びて、スタートが予定よりも2時間半も試合が遅れてしまいました。

1時間50分以内に試合が終わらなないとサスペンデッドとなり、翌々日(翌日はミドルサンデーで休みだったので試合がなし)の月曜日に持ち越されるという条件でしたが、1時間37分で試合を終えることができました。

4回戦

世界ランク138位エルネスツ・ガルビス(ラトビア)との対戦3-1(4-6、7-6、7-6、6-1)で勝ちました。

ガルビス選手は世界ランク138位と格下ですが、元世界ランキング10位の選手でしたし、3回戦で第4シードのズべレフ選手を倒していますし、なおかつビッグサーバーなのでかなり苦戦するとは思ったのですが、想像以上でした。

第一セットや第二セットは相手のサーブをブレークできなかっただけでなく、ポイントもほとんど取れなかったほど、ガルビス選手は好調でした。

しかも1セット終わった後錦織選手が右ひじの痛みを訴えてメディカルタイムアウトをとるという展開。

3回戦で痛めたようで、この試合でも右ひじにテーピングを巻いて試合に臨みました。

ただ第二セットをなんとかタイブレークまでもちこんで、このセットを取ると、第3セットもタイブレークまでいき、その途中で今度はガルビスが膝をひねってメディカルタイムアウトをとる展開に。

なんとか第3セットを取ったあとは膝の影響でガルビスの動きが明らかに悪くなり、第4セットは6-1と圧倒して勝ちました。

最初はあまりにもガルビス選手のサーブがすごくて負けると思いましたが、本当に錦織選手は良く粘りました。

そして錦織選手自身初のベスト8進出となります。

松岡修三さん以来のベスト8ですね。

これで錦織選手は4大大会全てベスト8以上の成績を残しています。

準々決勝

ノバク・ジョコビッチ選手と対戦。

この時のジョコビッチ選手のランキングは21位ですが、元世界チャンピオンですし、錦織選手との対戦成績も13勝2敗と圧倒しています。

結果は1-3(3-6、 6-3 、2-6 、2-6)で敗れてしまいました。

2セット目を取った時に「これは行ける!」と思いましたが、やはりジョコビッチ選手は強いですね~。

全盛期に近い感じにも見えました。

やはり第3セットで0-40となり、3つのブレイクチャンスを逃したのが大きかったですね。

ですが錦織選手も腕を痛めながら、よく健闘したと思います。

錦織選手がようやくウィンブルドンでベスト8進出を果たしましたが、その前にベスト8を経験している日本人が松岡修造さんです。

松岡さんの場合は錦織選手と違い、この時は周囲が全く期待してない中でのベスト8なので当時本当に驚きました。

ウィンブルドンの松岡修造さんの過去の成績

松岡修造さんは1995年プロ9年目の27歳の時にウィンブルドンでベスト8に進出したことがあります。

ベスト8に進出したというのは知っている方も多いと思いますが、この当時の松岡さんは絶好調どころかケガが多く、周りからも「そろそろ引退だな」とささやかれていた頃です。

松岡さんは世界ランキング46位が最高位でした(錦織選手が抜くまで日本人最高位)が、この当時は100位以内に入っていませんでした。

しかもこの時はケガで欠場した選手の代わりに出場のチャンスが転がりこんできたので、それがなければ出場もできない状況で、錦織選手のように国民から期待されていたというわけではありませんでした。

しかし松岡選手は次々と勝ち進み、なんと日本人男子62年ぶりにベスト8に進出しました。(62年前にベスト8に進出しているのも驚きますが)

ベスト8を決めた時の試合がこちら

これは本当にすごーいことなんです!

そしてベスト8では当時世界ランキング2位のピート・サンプラスに1-3(7-6,6-3,6-4,6-2)で敗れたものの、

結局サンプラスはその年のウィンブルドンチャンピオンになったので、かなり格下の松岡選手が1セットを取っただけでも、ものすごいことです。

テニスの最高峰の大会でベスト8に入るのがいかに大変なことなのかは、錦織選手が昨年ようやくベスト8に入れないとうことでもわかると思います。

それがケガした選手の代わりに出場してノーシードでベスト8に進出して、優勝したサンプラスにも第1セットを取ったのですから、松岡さんはどれだけスゴイことをやってのけたのかわかりますね。

関連記事:松岡修造の経歴と家系やプロでの実績は?

まとめ

ウィンブルドンはベスト8に入ると一生、ウィンブルドンの試合の席を用意してもらえる権利がある「ラストエイトクラブ」などウィンブルドンは他のグランドスラムと違う独自の決まりごとやルールがあります。

詳しくはウィンブルドンテニスの歴史や特徴、ルールとグランドスラムが過酷な訳をご覧ください。

錦織選手は昨年(2018年)ようやくベスト8に進出しましたので「ラストエイトクラブ」の仲間入りしましたね。

ですがベスト8と言わず、今年はもっと上を目指してもらいたいですね。

大坂なおみ選手の活躍も楽しみのウィンブルドン。

試合時間は日本で深夜になることも多いですが、世界一歴史のある大会で日本人選手を応援しましょう。



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