皆さんはボトックス注射をご存知でしょうか?

顔面がピクピクする「片側顔面ケイレン」などの
一部の筋肉が過度に緊張していることで生じる病気を

ボトックス注射はその過緊張状態にある筋肉をゆるめる効果があります。

こちらは保険が適用されます。

そして自由診療になるのが「ボトックス・ビスタ」という注射薬を使った
眉間のしわに対する美容治療が行われています。

今日は美容目的のボトックス注射の効果と副作用に関してお伝えします。

ボトックス注射のアンチエイジング効果は?

一般的なボトックス注射の治療の手順は
① 眉間にしわを寄せて、左右の差と深さを観察して注射の部位・量を決定する
② アルコール綿で注射する部分を消毒し、アルコールが完全に蒸発した後に注射する

治療自体はとても簡単です。

注射の後、効果が現れるのは1~5日後です。

注射を打った10日~14日後に再来院して注射の効果が出ているか確認し
必要であればボトックスを追加する。

これがボトックス注射の一連の流れです。

眉間にしわが寄っていた人はボツリヌス菌の毒素の影響で、しわを作っていた
筋肉がゆるまり、しわが目立たなくなります。

このようなボトックス注射の効果は個人差があり、3~6ヶ月程度持続します。

そのため効果を持続させるにはボトックス注射を定期的に打つ必要があります。

ただし続けて打つ場合は体内にボツリヌス菌の毒素に対する抗体ができないように
3,4ヶ月以上空けなければなりません。

このように治療時間が短い、メスを使わない(注射のみ)、数日後には効果が
実感できるという手軽さが

美容医療の初心者には受け入れやすい治療と言えるでしょう。

ボトックス注射の副作用は?

① 内出血や出血班
こちらは全く出ないようにするというのは
難しいが、注射前に冷やす、細い針を使う、出血したら数分間

圧迫するという方法でリスクを減らせます。

② アレルギー反応
一時的に注射した部分が腫れたり、赤くなったりしますが
長引く場合はアレルギー反応が考えられます。

こちらは治療する病院によく相談してください。

③ 眼瞼下垂
こちらはまぶたが上がりにくくなる状態なり、
場合によってはいつも泣いているように涙が流れるという話も聞きます。
 
これらは避けたい副作用ですが、基本は時間が経てば元に戻るので
評判が良い信用ができる病院やクリニックで診察を受けてください。

ボトックス注射の効果・副作用のまとめ

ボトックス注射の治療は比較的安全と言われています。

過去には重篤な副作用が報告されましたが、使っている薬か
治療を行った病院(或いは人)に問題があったので

適正な薬を適正な量で使えば問題は起こりにくいと考えられます。

ボトックス注射でしわを目立たなくして、若く見えるようになるのは
女性にとって外見が心や行動に与える影響が大きいので、その点では
おすすめできます。

ただ気になるのは「ボトックス顔」と言われるボトックス注射独特の顔です。

長年ボトックス注射を受けている人は少し引きつっているような独特な特徴が
あるように見えます。

もちろんシワが多いよりましだと思う人もいますし、それほどボトックス顔には
見えない人もいるので人それぞれです。

また美容目的で薬事承認を受けているのは眉間のしわに対する美容のみです。

ただ実際は海外のボツリヌス毒素製剤を医師の裁量で個人輸入し、眉間のしわ
だけではなく、おでこや目尻、首元のしわ、口元のほうれい線、張ったえらなどに

使われているようなので、これらの治療を勧められた場合は注意が必要ですし
それでも治療したい場合は問題が起こっても責任を追及できない場合が

ありますので気をつけましょう。

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