お正月はいつからいつまで?元旦と元日の違い、お正月にまつわる言葉をご紹介

お正月には、元旦や元日、三が日などいろいろな呼び方がありますね。

それぞれには、意味や期間などがあるのをご存知でしょうか。今の時代、全てを正確に知っている方はそう多くはないのでは?
私自身もこの機会にきちんと整理したいと思い、調べてみました。

来年は、平成最後のお正月になります。

先人たちから受け継がれてきたお正月の意味や思いを今一度、私達も学び直し、新しい時代へと受け継いでいきたいものです。

お正月はいつまで?

そもそもお正月とはいつまでをさすのでしょう。。。

1年のはじめの月を新暦では「1月」、旧暦では「正月」と呼んでいました。

そのため、お正月とは1月1日~1月31日までのことを指すという説があります。

私達の現代の生活では、少し違和感を感じますね。

その他にも、お正月には細かな区切りがあります。

正月事始め

12月8日(地域によっては13日)を「正月事始め」といい、1年の汚れを落とす「煤払い」や、門松やおせち料理を作るための薪を取りに行く「松迎え」など正月を迎えるための準備をはじめる日とされています。

元日(がんじつ)

元日とは、その年最初の日、つまり1月1日のことを指し、国民の休日に制定されています。

またこの日から2日にかけての夜に見る夢を「初夢」といい、「一富士二鷹三茄子」が夢にでてくると縁起がよいとされています。

元旦、元朝(がんたん、がんちょう)

元旦は、諸説あるといわれていますが、1月1日の朝という説が有力です。

今では、元日と同じ意味で使われることが多いですが、厳密には違います。

「元旦」の旦の下線は地平線・水平線を表し、上の日は太陽を表している事から地平線の上に太陽が昇る様子、つまり日の出を字に興したとされています。

「雲から太陽が顔を出している様子」とする学説もありますが、水平線や地平線から日が昇る様子という説が一般的なようです。

このことから、元旦の意味は一年の始まりの朝と言われています。

元旦が具体的に朝の何時までを指すのかは、決まっていないようですが、「旦」が日の出の様子を表すことから、日の出から2~3時間後までとする説もあるようです。

漢字の成り立ちの美しさと奥深さを感じますね。

「元日の朝」という表現はあっても、「元旦の朝」という表現はありません。

また、元朝参りとは、元日の朝にお参りにいくことをさすということですね。

今後は元日と元旦(元朝)の使い方に気をつけてみてください。

三が日

期間は1月1日〜3日です。

日本の官庁をはじめ、多くの企業が休日としている期間で前年の12月29日からの休日を含め6連休となります。

今の私達にとっては、ゆっくりできる三が日がお正月としてしっくりきますね。

現在はコンビニやデパートの福袋販売などが当たり前になったので、三が日にも営業しているお店も多いですね。

ですが、昔から三が日は神様を迎えるためのものとして、してはいけないとされることがあり、それぞれに言い伝えがありました。

してはいけないこと 理由
掃除をしてはいけない 神様もホコリと一緒に家から掃き出してしまう
火を使ってはいけない 荒神である火の神様を怒らせてしまう
水仕事や風呂に入ってはいけない 福の神を流してしまう
刃物をつかってはいけない よい縁も切ってしまう
大金を使わない その年が散財の年になってしまう

逆に「おこないはじめ吉」といい、三が日の間にするとよいとされていることもあります。

すると良いとされていること 理由
歯固(はがため) 固いモノをたべることで、1年の健康を祈念します。
着衣始(きそはじめ) オシャレな服を新調し、新年を迎えます。
姫始(ひめはじめ) 様々な解釈がありますが、一番有力なのはやわらかいご飯をいただくことです。現在では「秘め事」を指すことが多いですね。

小正月(こしょうがつ)と大正月(おおしょうがつ)

旧暦の1月15日は立春後の望月(もちづき。満月のこと)にあたり、昔この日を正月としていたなごりで、元日を「大正月」、1月15日を「小正月」と呼ぶようになりました。

大正月が年神様を迎える行事なのに対し、小正月は豊作祈願や家庭的な行事が多いのが特徴です。

大正月を男正月、小正月を女正月ともいい、松の内に多忙をきわめた女性をねぎらう休息日でもありました。

また、この日に正月飾りなどを焼く「左義長」を行い、正月行事に区切りをつけます。

小正月には、「二番正月」「望正月(もちしょうがつ)」「若正月」「花正月」「女正月」といった多くの別称があることからも、豊作を願った人々との関わりの深さが感じられます。

松の内


松の内とは正月飾りのひとつである門松を飾る期間です。

期間は関東では1月1日〜7日で「松七日」とも呼びます。

関西では小正月である1月15日まで松の内です。

そもそも松の内は全国的に1月15日に行われていました。

徳川家康の月命日である20日を忌み嫌い、1月20日に行われていた鏡開きを1月11日にしたため、関東では松の内が1月7日となりました。

今では、この松の内までをお正月とするのが、一般的とすることが多いようですね。

二十日正月

20日を正月の祝い納めの日として、餅や正月料理を食べ尽くしたり飾り物を納めたりします。

また仕事を休む物忌みの日ともされています。

関西地域では正月に食べたブリの骨を二十日間酒粕の中に入れ、ごぼうなどと食べるため「骨正月」とも呼ばれています。

他の地域でも「乞食正月」「棚探し」「フセ正月」といった呼び方があります。

まとめ

  • お正月とは、1年のはじめの月を新暦では「1月」、旧暦では「正月」と呼んでいたため、1月1日~1月31日までのことを指すという説がある
  • 12月8日(地域によっては13日)を「正月事始め」と言い、正月を迎えるための準備をはじめる日とされている
  • 元日とは、その年最初の日、つまり1月1日のことを指している
  • 元旦は、「」という字の下線を水平線や地平線として、そこから日が昇る様子を表したものという説が一般的で、このことから元旦の意味は一年の始まりの朝と言われている
  • 三が日は、1月1日〜3日を言う
  • 元日を「大正月」、1月15日を「小正月」と呼ぶ
  • 松の内とは門松を飾る期間で、関東では1月1日〜7日で「松七日」とも呼び、関西では小正月である1月15日までが松の内
  • 二十日正月は、20日を正月の祝い納めの日として、餅や正月料理を食べ尽くしたり飾り物を納めたりします。

いかがでしたか?
お正月のいろいろな風習も地域によってさまざまなようです。

私の祖母も、どんどん焼や鍬始など、毎年必ずおこなっていたのを思い出しました。

現代の生活では、受け継いでいくのが難しくなっている風習があるのも事実ですが、風習ができた由来やそこに込められた先人たちの思いは、次世代に受け継いでいきたいものですね。




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