賞味期限切れの卵は食べるとお腹を壊しそうだから捨ててしまうという人は多いですね。

一方で加熱すれば大丈夫と思っている人もいるでしょうしテレビ番組のあさイチで紹介されていましたが冷凍保存する人もいるようです。

今回は生卵はいつまで食べることが可能か、また賞味期限が切れた場合の卵の食べ方と冷凍卵の食べ方をお伝えします。

賞味期限切れの生卵はいつまで食べても大丈夫?

まず卵の賞味期限は「生で安全に食べられる期限」です。

卵の場合の賞味期限は

サルモネラ菌に汚染されない状態で保存できる期間」として定めていて季節によっても違います。

  • 夏期(7~9月)が産卵後16日以内
  • 冬期(12~3月)が産卵後57日以内

とされており、40日近く差があります。

ですが実際はパック事業者と量販店、バイヤーの話し合いで決めており、

パック後2週間(14日)程度を年間通じて賞味期限として販売しているお店が多いようです。

そうなると冬は産卵後すぐにパッケージして販売されているものは賞味期限が過ぎたとしても本来はまだまだ食べられる状態です。

ですが産卵後どれくらい経ってからパッケージしているのか買う方はわからないので、いつまで食べられるのか判断できません。

そうなると生卵が食べられる判断は

  • 夏場は賞味期限通りに食べたほうが良い
  • 冬場は1週間位賞味期限が過ぎても冷蔵保存をした状態であれば大丈夫

と考えて良いでしょう。

ただ冬でもお店の販売状況や出荷先の在庫状況によっては、賞味期限ぎりぎり(残り2週間)でお店に並べられている可能性もあります。

卵が変色していないかなど必ず確認してから食べてください。

賞味期限が過ぎた卵は加熱処理すれば大丈夫?

賞味期限が過ぎた生卵はサルモネラ菌などが発生します。

ですが加熱処理(70°C1分以上、他の食材と混ぜる場合は75°Cを1分以上)をすれば菌を死滅させることができるので食べることが可能です。

では賞味期限を過ぎた卵はいつまで食べることが可能なのでしょうか?

これは保存状態と時期によります。

「1週間を目処にしたほうが良いとか」

「1ヶ月でも大丈夫と言う方もいます」

安全を考えるならば通常は1週間寒い冬場ならば1ヶ月位を目安にし、卵を割った状態で判断してください。

一つの目安としては

「黄身が崩れていないか」「白身色が変わっていないか」が判断基準となります。

※こちらは自己責任でお願いしたします。

半熟卵とゆで卵の賞味期限は?

卵を加熱するともっと賞味期限が伸びるのかと思う方も多いかもしれませんが

半熟や殻をむいたものやヒビがあるゆで卵はできるだけ当日に食べてください。

ではヒビがなくて、冷蔵庫できちんと保管しているならゆで卵は長持ちすると思っている人も多いかもしれません。

ですが卵は熱を加えると酵素の働きが無くなり、菌を殺すことができなくってかえって腐りやすくなります。

ゆで卵にしたら、3,4日のうちに食べるようにしてしましょう。




卵は冷凍できる?賞味期限は?

あさイチで紹介されていましたが、

殻つきの卵は冷凍すると中身が膨張して割れてしまいますが中身が固くなっているので、もれたりすることはありません。

しかも冷凍した卵の黄身は常温の卵よりも弾力がありプルンプルンしています。

おすすめの食べ方はしょう油に20分位つけてから(冷凍の卵の方がしょう油を吸収しやすいようです)、それをおにぎりのおかずとして中に入れると卵かけご飯のおにぎり版のような感じになります。

それを見て早速試したのですが本当に絶品です。

卵かけご飯ってこんなに美味しかったかな?という感じがしました。

また殻をむいた冷凍卵を天ぷらにすると外はサクサクで中はトロっとしていてなんとも言えない美味しさです。

冷凍卵は家庭用のー18℃の冷凍庫であれば数ヶ月持ちますが、一度殻を取ったらすぐに食べるようにしてください。

また解凍するときは電子レンジは使用せず(爆発します)必ず常温か冷蔵庫で解凍するようにしましょう。

そして冷凍卵はできれば賞味期限切れ前のものを使用してください。

では卵をわり、溶きほぐしての冷凍卵はどうなのでしょうか?

一応冷凍は可能なのですが、卵は細菌が繁殖しやすいため、家庭用の冷凍庫のような開け閉めが多い場合は食べられないことはないのですが、あまりお勧めできません。



賞味期限切れの卵まとめ

卵は賞味期限が切れても加熱したりすれば、食べられるので、すぐには捨てないようにしましょう。(卵の状態は確認してください)

ただ卵にヒビが入っている場合は賞味期限以内であっても、腐りやすい状態なのでできるだけ早く食べることを
おすすめします。

また、賞味期限が切れる前に冷凍保存をして必要な分だけ解凍して食べることをおすすめします。

またスーパーではよく特売の卵を販売していますが中にはあまりおすすめできない卵もありますので注意しましょう。

詳しくはおいしくて安全な卵の選び方!安い特売卵は危険なの?を参考にしてくださいね。