ヨーグルトは発酵食品なので「ヨーグルトはいつまでも腐らずに発酵し続けるのでは?」と思っている人はいませんか?
もちろんヨーグルトのパッケージには賞味期限が付いているので、きちんと賞味期限以内に食べ切ることが望ましいです。
ではヨーグルトの賞味期限が切れた場合にいつまで食べても大丈夫なのか?
そして賞味期限後の活用法も紹介します。
※この記事に関してはヨーグルト=プレーンヨーグルト(無糖)のことを指します。
開封後のヨーグルトはいつまで大丈夫?
ヨーグルトは発酵食品で冷蔵庫がなかった時から保存食として食べられていました。
そしてヨーグルトの乳酸は雑菌の増殖を抑えて腐敗を防止する働きがあるので、
賞味期限が過ぎても食べることは可能です。
[tip]※賞味期限とは美味しく食べることができる期間なので実際は賞味期限が切れても食べることができます。[/tip]ではヨーグルトは腐らないのか?と言うと実際は腐ります。
常温で放置すればものすごく腐った臭いがしますし、開封後冷蔵庫で保存しても雑菌が繁殖してカビが発生したり、異常な臭いがする場合もあります。
また、賞味期限は開封前の場合の期間を指すので、開封した場合の賞味期限とは違います。
ですがメーカーのサイトや商品を見ても
「開封後はお早めにお召し上がりください」とか、「開封後は2,3日以内にお召し上がりください」などとしか書いていません。
大容量のカップに入っているヨーグルトは食べる分だけをきれいなスプーンで取り分けて、残りを冷蔵庫に保管すれば2,3日ではなくそれ以上過ぎても問題ありません。
[tip]できれば上のフタを取って、ラップを掛けて輪ゴムで留めると匂い移りや雑菌の侵入を防ぐことができるのでさらに長持ちしますよ。[/tip]
開封後1週間以上でも問題はないと思いますが具体的にいつまでとは保存環境やヨーグルトの種類によっても違うので断言できません。
悪臭や強い酸味、苦味を感じたら食べるのを止めたほうが良いでしょう。
賞味期限後の未開封のヨーグルトはいつまで?
未開封の場合の賞味期限は多くのメーカーは2週間程度を目安に賞味期限を設定しています。
ただ先程も説明したように賞味期限は美味しく食べることができる期間ですし、メーカーは実際の賞味期限の7割程度で日数を設定しています。
そのため1週間程度過ぎた場合でも食べることは可能ですし、半月位でも風味は落ちても食べることは可能です。
[tip]実際にヨーロッパでは発酵が進むと乳酸菌が増えて栄養価が高くなり、味も濃く深くなるという理由で賞味期限を一週間近く過ぎてから食べる人もいるくらいです。[/tip]ただ日本人には発酵が進んだヨーグルトはお口に合わない可能性が高いので、カビが生えていたら食べないのは
もちろんのこと、生えていなくても、臭いや酸味が強いと思ったら食べるのは控えましょう。
賞味期限切れ後のヨーグルト活用法
賞味期限切れのヨーグルトをある程度の期間であれば食べることが可能だとわかっても、やはり食べるのは抵抗があるという方もいらっしゃると思います。
そこで食べる以外の活用法について紹介します。
ヨーグルトパック
ヨーグルトには特にビタミンB群が豊富です。
ビタミンB群は細胞に働きかけて新陳代謝を促進したり、
ニキビを抑制する効果があります。
そこでおすすめなのがヨーグルトパックです。
ヨーグルトパックについては知っている方も多いと思います。
種類もいくつかあるのでご紹介します。
ヨーグルトココアパック
以前ヒルナンデスで紹介されていましたね。
2週間で肌年齢が21歳も若返った人もいたようです。
作り方
ヨーグルト(大さじ1杯)に
無糖ココア(小さじ1杯)を混ぜて
顔に塗り5~10分放置します。
これだけでお肌にハリとツヤが出ます。
ヨーグルトはちみつパック
ヨーグルトに含まれる乳酸が毛穴の黒ずみをとり除き、はちみつのビタミンAが皮膚の新陳代謝を促進してターンオーバーを活性化し、ビタミンB12がコラーゲンの生成を促進する効果があります。
作り方
ヨーグルト(大さじ2杯)
はちみつ(大さじ1杯)
小麦粉(適量)
※小麦粉はヨーグルトが垂れないように
するため
これらを混ぜて顔に塗り
10分程したら洗い流します。
この他にも
緑茶、日本酒、きなこなども効果があるようです。
やりすぎは逆にテカテカになる場合もあるのでパックは毎日ではなく3日に1度位にしましょう。
ヨーグルトの化粧水
この化粧水は
- 毛穴の汚れ、黒ずみを取る
- くすみを取り美白効果
- ホエイによる美肌効果
- 角質の新陳代謝健全化によるアンチエイジング
等に効果があると言われています。
作り方
ヨーグルト(大さじ1~2)
ミネラルウォーター(100ml)
日本酒(小さじ1杯、防腐目的)
これらを混ぜれば出来上がり。
洗顔後にコットンに付けて肌を軽くなぞった後で乳液やクリームで保温します。
保管は冷蔵庫に入れて早目に使い切りましょう。
ヨーグルトまとめ
ヨーグルトは腐りにくい食品ですがいつまで大丈夫とはハッキリと申し上げることはできませんが、冷蔵庫できっちり保管していれば、1週間程度は問題ありません。
それ以上の場合はツンとして強い匂いがないかなど確認してから食べるようにしましょう。
心配な場合はパックや化粧水などに利用してくださいね。
また砂糖が入っている加糖タイプのヨーグルトに関してはプレーンタイプよりも状態が悪くなるのが早いので
開封して賞味期限も過ぎている場合は2,3日程度は問題ありませんが、それ以上は注意してください。
食べるのはあまりおすすめできません。