缶コーヒーは朝出掛ける前や仕事の休憩時間などに飲んだりと
ちょっとした時間でサッと飲めるので便利な飲み物ですし
疲れている時に飲むとおいしく感じますね。

また、多くのメーカーが色々な種類の缶コーヒーを販売していて
どの商品を飲むのかいつも決まっている人も
多いと思います。

ですが一部あまりおすすめできない缶コーヒがあります。

今回は缶コーヒーで飲み過ぎには注意してほしい商品と
その理由や逆に安心して飲める商品を紹介します。

おすすめできない添加物いっぱいの缶コーヒー

最近よく見る缶コーヒーは肥満やメタボの人向けの
「微糖やゼロ」タイプの
缶コーヒーをよく見かけます。

一見砂糖を減らしているから健康的と思われますが、
砂糖の代わりに使用している食品添加物が問題です。

危険性が高いと疑われている人工甘味料

ほとんど微糖・ゼロの缶コーヒーには砂糖の代わりに
スクラロースアセルスファムK、アスパムテーム
が使用されています。

スクラロースは1999年に認可された新しい合成甘味料です。

さまざまな動物実験をして「安全性に問題はない」
とされていますが

ラットにスクラロースを含むえさを食べさせた実験では
脾臓(ひぞう)や胸腺(きょうせん)の
リンパ組織に異常が見られました。

また妊娠したウサギの実験では親ウサギが死んだり、
流産をしています。

詳しくは:人工甘味料スクラロースは危険それとも安全?副作用や使用基準は?

アセルスファムKは2000年に許可された合成甘味料です。
犬にえさとともに食べさせた実験では

GPT(肝臓障害の際に増える)の増加やリンパ球の
減少が見られました。

アスパムテームも脳腫瘍やガンなどとの関係性を
私的されています。

これらは砂糖と違って体内で代謝されません。
分解されることなく腸から吸収されて身体中をめぐって
腎臓から排泄されるのです。

結局エネルギーにならないのでゼロカロリーになりますが、

これは甘味料が異物となって全身をめぐることであり、
肝臓や腎臓にダメージが出るのではと心配されています。

詳しくは
人工甘味料アセスルファムKは危険?安全?ゼロカロリー飲料の注意点!
人工甘味料アスパルテームは危険それとも安全?ダイエット飲料の添加物の注意点

を参照してください。


その他の危険な添加物

では合成甘味料が入っていない缶コーヒーなら安全か
というとそうではありません。

安定剤のカラギナンが入っている缶コーヒーには
注意が必要です。

微糖タイプではない普通の缶コーヒーに
入っていることが多いカラギナン
海藻の一種から抽出された天然添加物ですが、

ラットに発がん性物質を投与してさらにカラギナンを
15%含むえさを食べさせた実験で

結腸腫瘍の発生を促進することがわかりました。

缶コーヒーなどの食品に含まれる量は少量ですし
メーカーも使用量は守って製造してはいるので
安全と思われますが

小さい子どもが甘い缶コーヒーをひんぱんに
飲む場合には気を付けた方が良いでしょう。

その他にも多くの缶コーヒーには香料や乳化剤が
含まれています。

これらは種類がいくつかあり、危険なものと
安全なものがあるのですが

細かい表示の義務がないので結局安全なのか
そうではないのかわかりません。

また単独の添加物では安全というデータがあったとしても
数種類の添加物をまとめて取った場合のデータは
存在しません。

つまりスクラロースなどの人工甘味料や
カラギナンなどの添加物が混ざり合った場合の
安全性は証明されていないのです。
それぞれ単独の添加物だけの摂取では問題なくても
同時に複数の危険性が高いと疑われている
原料を摂取した場合にどれくらいの量であれば
良いというデータはないため

それを毎日継続して飲むというのは
「本当に安全なのか?」疑わしいです。

その他缶コーヒーには通常よりも多くのカフェインを
含んでいるものもあります。

カフェインは適量に摂取すれば健康に良いですが
過剰摂取するとおう吐や頭痛など急性中毒症の恐れも
あるので短時間に何本も飲むのは注意が必要です。

詳しくは:カフェインのとり過ぎの危険性!許容摂取量と多く含まれる食品や商品は?

おすすめの缶コーヒー

やはりおすすめは添加物がたくさん入っているの微糖・ゼロの
缶コーヒーではなく、無糖・ブラックのタイプの商品です。

ただ無糖・ブラックの缶コーヒーでも香料は添加されている
製品は多いですが

UCC上島珈琲から発売されている「ブラック・無糖コーヒー」
香料が使用していないので人工的なニオイや味がなく
安心して飲むことができます。

rel140815a_1

 

またサントリーフーズの「ボス 無糖ブラック」も香料は
添加されていませんのでおすすめです。

silky_black_item

ここに挙げたものでなくても1日数本を飲む
ような人は無糖のブラックコーヒーを飲むようにしましょう。




微糖・ゼロの缶コーヒーは危険のまとめ

微糖・ゼロの缶コーヒーも1日1,2本位なら
そんなに問題ないのではと思う方も多いでしょう。

しかし合成甘味料のスクラロースやアセルスファムKは
コーヒー以外のコーラゼロ、特保コーラ、
糖質ゼロのビール、清涼飲料水などの

健康やカロリーが少ないことを強調している飲み物に
多く使用されていて

夏は特に多く消費してしまう可能性があります。

朝に微糖の缶コーヒーを飲み、
午前中にノドが乾いたのでコーラゼロを飲み、

昼は食後にまた缶コーヒー、夕方もまだ暑いので
カロリーオフの清涼飲料水を飲んで

夜は食事の時に糖質ゼロのビールを飲むとなると
合成甘味料のオンパレードになります。

健康目的でカロリー控え目の飲み物を
飲んでいるのに逆に健康に悪いというのは
本末転倒です。

もちろん1,2本程度ではそれ程危険は
ないかもしれませんが、

このように何本も合成甘味料入りが数種類入っている
飲み物を飲むと体調に影響がある恐れがあります。

また複数の合成香料料を同時に摂取した場合の
安全性は証明されていないので、
毎日数本飲むのはおすすめできません。

特に小さなお子様には缶コーヒーはもちろん、
人工甘味料が複数入っている炭酸飲料などは
あまり与えないように心がけましょう。