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アスパルテームはカロリーゼロやカロリーオフの
飲み物・食べ物で使用されている食品添加物です。

カロリーゼロやオフと聞くと健康に良いイメージが
ありますが、

砂糖の代わりに使用する人工甘味料
アスパルテームは危険だという意見もあれば
安全という人もいて様々です。

アスパルテームの特徴と危険性や
摂取を注意したほうが良い人について
お伝えします。

アスパルテームの特徴

アスパムテームは砂糖の180~220倍の甘さがあり
砂糖の200分の1の使用量ですむので

ダイエット飲料や食品の多くに使用されています。

アスパムテームアスパラギン酸
フェニルアラニンという2種類のアミノ酸
メチルアルコールを結合させて作ります。

アスパムテームはアメリカでは1981年に使用が
認められましたが

日本では味の素が輸出用として早くから
アスパムテームを製造していましたが

1983年に国内での使用が許可されました。
(※現在のアスパルテーム製法を開発したのは味の素)

これによってダイエットシュガーや

ダイエット甘味料、ガム、乳酸菌飲料などに
使われるようになりました。

カロリーがゼロなので「健康に良い」という
イメージがありますが

アスパムテームは「危険だ」「安全だ」と
真っ二つに意見が分かれています。

アスパムテームが危険だと言われる理由

アスパムテームが危険と言われる理由は
アメリカで脳腫瘍との関係がずっと問題視
されていて

1990年代後半には複数の研究者によって
アスパムテームが脳腫瘍を起こす可能性や
発がん性があることが指摘されました。

その他にもアスパムテームと摂った人たちから
頭痛めまい、不眠、視力・味覚症状をなどを
起こしたという苦情がありました。

このような危険性があると指摘されながら
現在多くの加工食品に使用されている理由は

30年間で200を超える研究でアスパムテームは
安全と確認されており

米国食品医薬品局(FDA)
欧州食品安全衛生期間(EFSA)
日本の厚生労働省でも

摂取許容量内であればその安全性を公表しており

FDAは「これまでに承認した食品添加物の中で
最も徹底的な試験と研究がなされたものの一つ
と主張しています。

1日の摂取許容量は
米国食品医薬品局(FDA)で体重1kg当たり50㎎
欧州食品安全衛機関(EFSA)で40㎎としています。

FDAの基準だと体重50kgの人は
1日2,500㎎

清涼飲料水中のアスパルテーム含量は
4〜79mg/100ml

ダイエットコーラ1リットルには、平均560mg
アスパルテームが含まれていると言われているので

余程のことが無い限り摂取許容量を超えることは
ないでしょう。

それでは全くアスパムテーム入りの食品は
誰が摂取しても問題ないのかというと
そうではありません。


アスパムテームの摂取を注意した方が良い人は?

多くの機関で安全性を保証している
アスパムテームの摂取に注意しないと
いけない人は

フェニルケトン尿症(フェニルアラニンの
代謝がうまくいかない体質)の新生児です。

アスパムテームを摂ることによって
脳に障害が起こることがあります。

そのため日本では「アスパムテーム・
フェニルアラニン化合物
」という表示によって
注意を喚起しています。

また乳幼児も摂取しない方が良いとされていて
妊婦もアスパムテームを含む人工甘味料を
摂取しない方が良いとされています。

現在日本ではダイエット飲料・チューイングガムなど
約600品目に使用されています。

なかでもチューイングガムはアスパルテームの
全く入っていないガムを探すのは至難の業です。

ほとんどのキシリトールガムにも
アスパルテームは混ぜて使用されています。

ガム以外では<strong>「ダイエット」「カロリーオフ」
「カロリーゼロ」と書いてある食品には

アスパムテームか他のあまり体に良くないと
言われている人工甘味料を使用しているので

妊婦さんや小さなお子さん用に加工食品を
購入する際は注意して選ぶようにしてください。

一般の人には甘味料として摂取する
アスパムテームには問題ないとされるものの、

安全性に対する消費者の懸念は根強く

ダイエットペプシを発売するアメリカの
ペプシコでは売上が低迷しているため

アスパルテーム抜きの商品を北米で
最近発売されました。

代わりの甘味料はスクラロース
アセスルファムKを使用したものなので
こちらも安全とは言えないのですが・・・

このようにメーカー側でもアスパムテームの
安全性に疑問を持っている人が多いと
認識しているのですが

仕入れ価格が安く、ダイエットや
砂糖よりも健康に良いと思われているで

なかなか使用をやめるのが
難しいようです。


まとめ

現在は比較的安全な人工甘味料として
認められているアスパムテームでは
ありますが

一方で色々危険性を指摘している研究などが
発表されています。

同じ人工甘味料のサッカリンも製造コストが
砂糖よりも安いため一次大量に使われていました。

その後に動物実験で発がん性が認めれて
一時使用中止になり

現在ではアメリカ、中国では大量に使われるものの
日本では使用を制限されています。

このようにその時代において安全・危険を
繰り返しているのでアスパムテーム

やぱり危険が認められましたと言われる日が
来るかもしれません。

また、アスパムテームを使用することで
カロリーがゼロになっても、

逆に太りやすいという報告をする
論文や発表があります。

脳や身体に悪いとう報告もあり
やはりあまり摂取したいと思わない
人工甘味料です。

まだまだ歴史が浅い添加物なので危険、
安全と決めつけるには時期尚早といえる
かもしれません。

特に小さいお子さんには太らないようにと
アスパムテーム入りの食べ物を摂らせない
ようにしましょう。