芥川賞と直木賞
メディアが取り上げると話題になり気になりますよね。
年に2回同時に選考会がある事をご存知ですか?
話題になるのは、1月と7月です。
(発表があるからですね)
しかし、芥川賞と直木賞について気になる点はありませんか?
そこで今回は、芥川賞と直木賞の違いや賞金の額、
格上とかあるのか、ダブル受賞をした人がいるのかなど、
気になる疑問をまとめたので解決してみたいと思います。
芥川賞とは
芥川賞と世間一般的に言われていますが、
日本を代表する作家、芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)の事で、
正式名称は、芥川龍之介賞です。
芥川賞の選考対象は、純文学作品と言われています。
純文学作品とは
一般的な小説(商業性)よりも、芸術性や形式に重点を置いた小説の事で、
作者の思想の表現や、文章の美しさがある作品です。
直木賞とは
直木賞と世間一般的に言われていますが、
日本を代表する小説家、直木三十五(なおきさんじゅうご)の事で、
正式名称は、直木三十五賞です。
直木賞の選考対象は、大衆小説作品と言われています。
大衆小説とは
芸術性よりも、娯楽性に重点を置いた小説の事で、
ストーリーが重視され、読んでいる人が楽しくなる事を想定して書かれた作品です。
芥川賞と直木賞の違い
芥川賞と直木賞それぞれ説明しましたが、違いを比較してみましょう。
ジャンル
芥川賞:純文学作品
直木賞:大衆小説作品
キャリア
芥川賞:若手作家
直木賞:若手作家~中堅作家
作品の長さ
芥川賞:比較的短い作品が多い
直木賞:長編作品も含まれる
芥川賞と直木賞賞金の金額は
賞品
懐中時計
賞金
100万円
あんなに話題になっているのに、100万円って少ないと思いますよね。
しかし、受賞した事によって、本も売れるし知名度も上がります。
印税がかなり入って来るので、賞金は副賞みたいな物ですね。
芥川賞と直木賞格上はどっち?
「芥川賞はこんな点で格上よ」とか
「直木賞の方がこんな点で格上よ」など色々言われていますが…
ちょっと待ってください!
ジャンルが違うのに格上も格下もないのではないでしょうか?
微妙なラインの作品もありますが、人それぞれの意見でしかありません。
毎年自分自身が読んでみて、純粋に素敵な作品と思うものが良い作品であって賛称されるべき作品なのではないでしょうか。
差をつける必要がある賞なら、賞品も賞金も変わってくると思います。
芥川賞と直木賞ダブル受賞した人はいるの?
結果から言ってしまうと今のところいません。
今後も難しいと思われます。
芥川賞の純文学作品と直木賞の大衆小説作品
微妙なラインの作品は、両方に候補として選ばれていても、
どちらかで受賞が決まった段階で、もう一つの候補から外されると言われています。
この様な説明を受けると納得してしまいますよね?
だってジャンルが違うのだから、
しかし、毎回期待してしまう人がいるのも事実です。
まとめ
1.芥川さん代表的な作品は「羅生門」ですよね。
2.直木さん代表的な作品は「南国太平記」ですかね。
3.芥川賞と直木賞の違いを比較するとはっきり解ります。
4.賞金の金額より印税が気になりますよね。
5.格差は自分で受賞作を両方読んで決めればよいと思います。
芥川賞と直木賞が発表される時は、気になりますよね。
特に受賞された小説を自分が読んでいて、
良い小説だったと思えた物だと、何とも嬉しい気持ちになります。
芥川賞と直木賞の創設者は?
昭和10年、文藝春秋(ぶんげいしゅんじゅう)増設者の菊池寛さんです。
ピースの又吉直樹さんが受賞したのは?
芥川賞です。
今まで芥川賞を受賞した中で、単行本の発行部数が1位だそうです。
印税が気になるところですね(笑)