今の世の中は終身雇用が少なくなって、
2,3度と退職される方も多いですね。

そのような方は退職願などの正しい
提出方法がわかるかもしれませんが

初めて退職する方や久しぶりの方は
少し迷うかもしれません。

また「退職願」「退職届「辞表」の
違いも明確にわかっていない方が
多いようです。

今回は「退職願」「退職届」「辞表」の違いや
誰にいつまで提出するのかを
例文を交えてお伝えします。

関連記事:会社都合の退職に退職届は必要?書き方や例文と注意点について紹介します

退職届、退職願、辞表の違いは?

「退職届」「退職願」の違いはわかりますか?

「退職」は「退職への強い意志を表明するもの」
「退職」は「退職を希望していることを表明するもの」
という違いがあります。

簡単に言うと
●退職届は「仕事をやめます」
●退職願は「仕事をやめさせてください」
という違いですね。

そのため「退職願」を出した後に
やっぱり仕事を続けたい!」という場合は
取り消すことが可能ですが、

「退職届」「やっぱりこの前提出した
退職届けは無かったことに!」
とは
できない場合が多いです。

さまざまな理由で退職すると決めた場合でも
まずは「退職願」を書き、

直属の上司と相談してやめることを
認めてもらった段階で

「退職届」を提出するようにしましょう。

では「辞表」とはどんな時に提出するものなのでしょうか?

辞表(辞表願)は基本役職に就いている人が
退職する際に使用するか

または公務員が退職する際に提出するものです。

会社勤めでまだ役職に就いていない人が提出すると
「こいつは何もわかっていないなあ」と
恥ずかしい思いをするので注意しましょう。

退職届、退職願はいつまでに?誰に提出するの?

退社する場合はもめることなく、
きっちりと円満退社をしたいものですね。

まず就業規則にある退職規定を確認しましょう。

例えば
「退職の申し出は退職日の一ヶ月前までに」と
記載されているのであれば
それを守るようにしてください。

民法の規定(第627条第1項)では、
少なくとも2週間前に退職願を提出するように
義務づけられていますが、

会社側からすると2週間前に急に退職願いを
提出されても

引き継ぎや次の人を見つけるのに
時間がかかる場合もあるので

円満に退職するためにもできるだけ早く
相談するようにしてください。

そして退職届けを提出するのは
直属の上司が基本です。

直属の上司が相談しにくい人だから、
別の部署の上司に相談すると

後でややこしくなる可能性もあるので控えましょう。

ただ少人数の中小企業の場合は
社長に直接提出する場合もあります。

退職願・退職届・辞表の例文と注意点

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出典 http://tt110.net/gazou/zz-taisyokunegai.gif

[1]私こと、私儀(わたくしぎ)でも可
[2]退職の理由は病気などの理由であっても一般的には
一身上の都合」として良い
[3]西暦よりは元号のほうが良い
[4]自分の氏名が社長の氏名より下にくるようにする
[5]認印でOK
[6]敬称は「殿」

事務手続きが必要な場合には退職後の連絡先を記載します。

退職願などの封書には表に「退職願
裏に所属部署氏名のみを記入

※のり付けして封をする必要はありません。


まとめ

絶対に辞める!」と決意をしていれば
退職届を出しても良いですが

退職の基本は
●退職願を書く
●直属の上司に相談
●退職届を提出する

です。

間違えても「辞表」を出さないように
してください。

私は2度転職をしていますが
同じ業界ですと、

以前の勤務先とかかわったり
取引先があまり変わらないことも
多いですし、

最近では辞めた会社に戻る方も
いますので

いやいや辞める場合でも
会社に迷惑をかけることなく
円満に退社するようにしましょう。

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