母の日といえば、カーネーションをイメージしますね。
最近では、カラーや品種のバリエーションも増え、
カーネーションを選ぶのも楽しくなってきました。
ですが生花ではどうしても花の美しさを楽しめる
期間は短いのが残念。
という方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたにお薦めしたいのが、
『プリザーブドフラワー』です。
プリザーブドフラワーとは?
美しい花の姿をいつまでも楽しんでいたい。
そういう思いから誕生した「プリザーブドフラワー」
「プリザーブド」とは英語のpreservedのことで、
「保存された」という意味があります。
生花の一番美しい時期に色素を抜き取り、
特殊な加工を施したプリザーブドフラワーは、
枯れることがなく水やりの必要もないことが大きな特徴です。
一番美しく咲いているみずみずしい姿を数年にわたり
保ってくれる、まさに夢のような花なんです。
その質感のリアリティーは圧巻で、初めて目にする方は、
ほんものの生花と見間違うほど。
また、生花のような花粉や香りはありませんので、
花粉症の方への贈りものにも適していますね。
特別な染料を用いて作られるため、
ダークブルーやスカイブルー、
ラベンダーパープルなど
生花にはない豊富なカラーバリエーションがあります。
また、ナチュラルさを大切にしているので、
色も一つ一つ微妙に違っており、均一ではありません。
アレンジメントなどに使っても、
自然に見え高級感があり、
またオリジナリティあふれる作品を作ることが
できます。
そして今このプリザーブドフラワーを母の日に
贈る人が増えています。
カーネーションはもちろんのこと
お母さんの好きな花をプリザーブドフラワーで
母の日にプレゼントをすれば
すぐに枯れてしまう生花よりも
長持ちしますし、
アレンジもしやすいのでオリジナルも
できるので、
とても喜ばれますよ。
こちらはカーネーションとバラ、あじさいの
プリザーブドフラワーです。
うさぎのうーちゃん ハートカーネーション/ プリザーブドフラワー クリアケース入り
また既製品ではなく色々なアレンジをしてオリジナルの物を
渡したいという方には
プリザーブドフラワーの専門店から注文するのが
おすすめです。
生花の何倍も長く楽しめるのが魅力のリザーブドフラワー。
少しでも長く楽しめるかは管理方法が重要なカギです。
プリザーブドフラワーを人に贈る場合は、
その管理方法を一緒に伝えるのが良いでしょう。
プリザーブドフラワーを知らない方は、
生花と同じように水を与えてダメにしてしまったという
ケースもあるようです。
では、管理方法や注意点についてご紹介していきます。
プリザーブドフラワーの管理方法や注意点
プリザーブドフラワーの保管方法
デリケートなプリザーブドフラワーは、
ケースに入れて保管するのが一番おすすめです。
プリザーブドフラワーは湿気、日光、強風、
温度差に弱い傾向があります。
ケースに入れて外から受けるダメージを
緩和させることが、
1日でも長くきれいに保つコツと言えます。
また、プリザーブドフラワーが汚れてしまう
1番の原因はホコリです。
でも、ケースに入れておけば、
ホコリが花に付着することもありません。
販売されているプリザーブドフラワーは
ケースに入っているものが多いのも、
これらの点を考慮しているためなのです。
プリザーブドフラワーの注意点
プリザーブドフラワーを管理する際に
注意したいのは、温度管理、湿気、直射日光です。
1 高温多湿の場所は避ける
高温多湿はプリザーブドフラワー自体に
ダメージを与えるだけではなく、
変色の原因にもなります。
プリザーブドフラワーの色は
人工的に着色したものです。
着色料の色を植物自身の力で吸い上げさせて
色づけしています。
この染料は、湿度にとても弱い性質があります。
50%以上の湿度になると、
花びらに染み込ませ着色料が液体化してにじみ
出てきてしまうのです。
それが変色を引き起す原因となってしまうんですよ。
日本は年間を通して湿気が高い傾向にありますが、
特に梅雨の時期には注意が必要です。
玄関口に置いておくと、傘・靴などについた雨が
多湿の原因となりかねません。
衣類用除湿剤や、お菓子などの袋に同封されている
乾燥剤などを有効活用する事で、
湿度を抑える工夫をするといいですね。
また、お風呂・キッチン・トイレなど
湿度が高くなりがちな場所に設置する事も
避けた方が良いでしょう。
高温多湿もNGですが、湿度20%以下の極度な
乾燥もNGです。
花弁にヒビが入る、カサカサになる、
花形が縮小するなどの原因となるので、
乾燥しがちな冬場にも注意が必要です。
湿度の低い日は、加湿器のある部屋に
置いておくのが◎。
ただし、室内に入れっぱなしではなく、
たまに風にあてるのもいいでしょう。
2 直射日光を当てない
プリザードフラワーは直射日光や
スポットライトなどの強い光にも弱い傾向があります。
お花を飾るリビングは、南向きの日の光が当たる所が
多いので注意したいですね。
窓際に飾りたいところですが、
長持ちさせたいのであれば、
避けた方が賢明です。
直射日光による乾燥から色あせ、
ひび割れなどの劣化の原因となってしまいます。
ですので、壁や廊下などの日の当たらない所に
飾るのがおすすめです。
例えば小ぶりのサイズなら、
本棚の空いているスペースに飾るのもいいですね。
3 急激な温度変化はNG
プリザードフラワーは急激な温度変化にも
弱い性質があります。
特に10℃以上の急激な温度変化に要注意!
例えば、日中は暖房の利いた26℃の部屋に置いて、
夜中は0℃の部屋に置いておく、というのは危険です。
基本的に、人がいる部屋は快適な温度調節が
なされているものです。
そのためプリザーブドフラワーも同じ部屋や
場所に置き続けるのではなく、
人のいる部屋にこまめに移動させるのが1番良いでしょう。
急激な温度変化は、変色の原因になってしまうことが
あります。
プリザーブドフラワーの変色は、
色が同系色に変わっていくのが特徴です。
紫からピンク、赤からイエロー、オレンジから
イエローと色が退色する傾向にあります。
購入当時の色合いを保ちたい場合は、
18~22℃の適切な気温をキープ出来る場所に保存するようにしたいですね。
プリザーブドフラワーの長持させる対処方法
【1】ホコリが付いてしまったら
ケースに入れずに長く飾っていると、
どうしてもホコリが付いてしまいます。
その場合は、毛先の柔らかい筆タイプの
チークブラシなどで取り払うか、
もしくはドライヤーの弱冷風を当ててホコリを
吹き飛ばしましょう。
【2】花びらが透明になってしまったら
湿気の影響で、花びらが透明になってしまう
ことがあります。
その際は、プリザーブドフラワーを狭い空間に移し、
シリカゲルなどの乾燥剤と一緒に数日間置いてください。
【3】花びらがひび割れた時は?
プリザーブドフラワーは高温多湿や乾燥、
強風からダメージを受け、花びらにひびが
入ってしまうこともあります。
一度花びらにひび割れが生じると、
残念ながら修復は不可能なんです。
その場合は、思い切ってアレンジしてみては
いかがでしょう。
ひび割れ部分を含む箇所をハサミで花びらの形に
添ってカットしていきます。
縦に割れてしまった花びらの場合、
ハート型上部のようにカットすると自然に見えますよ。
また、全体的に脆く・花びらが落ちるようになったら、
接着工具「クルーガン」で花びらを接着し直す方法もあります。
100円均一のお店などでも売られているので、
チェックしてみてくださいね。
【4】衣服やカーテンに色移りしてしまったら
実は、プリザーブドフラワーの着色液がしみ出て
衣服やカーテンに移ってしまうことがあるんです。
付着した色は落ちにくいため、
すぐにティッシュなどで拭き取りましょう。
拭き取っても色が落ちない場合は、
クリーニングへ出してください。
色移りを防ぐためにも、あらかじめなるべく
衣服やカーテンに接触しない場所に置いたほうが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
美しいお花はいつまで見ていても飽きないものですね。
ましてや、気持ちの込められた贈り物であればなおさらです。
大切な思い出として、いつまでも色鮮やかな
『プリザーブドフラワー』がお部屋を彩るお手伝いが
出来たら嬉しいです。