テレビなどでも時々特集される大人のおたふく風邪。
子供の時にかかれば症状はそれほど重くはありません。
ですが大人になってからおたふく風邪にかかると男性の場合は生殖機能が働かなくなり不妊の原因になる可能性があります。
今日は大人のおたふく風邪の症状と予防法について紹介します。
大人のおたふく風邪の症状
おたふく風邪の潜伏期間は10日~20日です。
発症すると4日~1週間位治るまでに時間がかかります。
おたふく風邪の症状は
- 高熱(40℃以上まで上昇する人も)
- 耳の付け根から頬、アゴにかかけて腫れが出る
- 頭痛
- 腹痛・下痢(症状がひどい場合は嘔吐も)
- 首のコリや痛み
子供の時よりも症状が悪化します。
ただそれよりも怖いのは合併症です。
大人のおたふく風邪の合併症は要注意!
大人のおたふく風邪の合併症は生殖機能に関係するものが多いです。
思春期以降に男性が感染すると、
約30%の人が睾丸炎や副睾丸炎を起こすと言われています。
睾丸炎の症状は睾丸が痛み、腫れて拡大しますが重傷化すると将来的に不妊症の原因になると言われています。
ただし、両側ではなく片側が腫れる場合が多いので、万が一発症した場合でも不妊症になる頻度は高くないと言われています。
その他の合併症として
「無菌性髄膜炎」が約10%の割合で発症する可能性があるのと、「難聴」の後遺症が残る場合もあります。
一方で大人の女性がおたふく風邪にかかった場合は不妊の心配はないのかというと、そうではありません。
大人の女性がおたふく風邪にかかった場合の不妊の可能性は?
大人の女性がおたふく風邪にかかるとやはり重症になる可能性が高いと言われています。
そして男性同様に女性も合併症には注意が必要です。
女性は卵巣炎にかかる場合があり、男性と同様に不妊の原因となる可能性もります。
おたふく風邪の予防法は
たいていの人は子供の時におたふく風邪にかかるため大人になってかかることは少ないです。
ですがたまに、子供の時にかからない人もいます。
そんな時はやはり予防接種を受けることが一番の予防策です。
一度予防接種を受ければおたふく風邪に将来かかる可能性はほとんどありませんし、万が一かかったとしても軽症で済みます。
仕事や勉強で忙しいとい人も、数年に一度おたふく風邪が流行ってその時にかかるケースもあります。
かかっていない人はできるだけ早めに予防接種を受けましょう。
まとめ
子供の時はそれほど怖くない病気でも大人になってからかかると重症になる病気がいくつかあります。
その中でもおたふく風邪は特に気を付けないといけない病気です。
もし自分が以前にかかったのかどうかわからない場合や、親や兄弟に聞いても記憶が混ざって勘違いや、覚えていなかったりすることもあります。
不安な人は一度病院で検査してもらいましょう。
お金が多少かかりますが、将来の為と思えばお金も時間も無駄ではなくあの時検査をしておいて良かったと思いますよ。