毎年ロウイルスは秋から春にかけて流行しますが、大流行は数年に一度でした。
ですが一昨年から新型のノロウイルスが発見されてからは毎年大流行の恐れがあると指摘されています。
ノロウイルスに感染して急性胃腸炎にかかると、激しい下痢やおう吐など本当につらい症状なのですが、インフルエンザウイルスのように予防接種はありませんし、かかっても特効薬もありません。
そこでノロウイルスの予防策として有効なのがヨーグルトなどに含まれているラクトフェリンという成分です。
なぜラクトフェリンにはノロウイルスに効果があるのでしょうか?
ラクトフェリンとは?
ラクトフェリンは母乳などに含まれるタンパク質の一種です。
特に出産後の3日間の初乳に多く含まれ、生まれたばかりの赤ちゃんをカゼなどのさまざまな感染症から守ると言われています。
母乳で育った赤ちゃんは生まれてからまもなくはカゼなどにかからない場合が多いですね。
それはラクトフェリンを摂ることで免疫力がアップするためとも言われています。
ラクトフェリンがノロウイルスに効く理由
インフルエンザにはR-1ヨーグルトやカスピ海ヨーグルトに含まれている乳酸菌が効果があると言われていますが、
その理由はこれらのヨーグルトが様々な病原体に対してすぐに攻撃して倒す力があるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化して免疫力をアップさせる効果があるからです。
ですがインフルエンザウイルスに対して攻撃したり、防御することはありません。
ラクトフェリンもR-1ヨーグルトなどの乳酸菌と同様に免疫力を活性化させる働きもありますが、それだけではありません。
ノロウイルスが増える場所は小腸や十二指腸で、腸の表面にある細胞に入り込み、水分や塩分を調節する機能を破壊します。
それがつらい下痢などの症状を引き起こします。
ラクトフェリンはノロウイルスやロタウイルスなどが侵入すると腸の表面にピタッと張りつき、細胞をウイルスからガードします。
また、ラクトフェリンが胃の中で一部は「ラクトフェリシン」という物質に変化をして、直接ノロウイルスにくっつき、腸の表面にある細胞に入り込むのをガードしたり、死滅させたりします。
※ラクトフェリシンは1992年に森永乳業が発見したものです。
このように乳酸菌もラクトフェリンも風邪やノロウイルスに効果があるのですが、
R-1ヨーグルトなどの乳酸菌は免疫力を活性化させるのみです。
一方でラクトフェリンは
- 免疫力を活性化させる
- 細菌・ウイルスをガードする
- 細菌・ウイルスを殺菌・死滅させる
という3つの働きがあります。
これらを比較するとラクトフェリンの方がより効果が期待できますね。
ラクトフェリンヨーグルトを食べた検証結果
実際にラクトフェリン100㎎(ヨーグルト1個分)を食べた人でノロウイルスと診断された割合は
- 週1回の人が7.1%
- 週2回食べた人で1.8%
- ほぼ毎日摂取した人は0.6%と
摂取回数が多くなるほどノロウイルスの発症リスクが減少する結果が出ています。
下記の動画でラクトフェリンがノロウイルスに有効な理由を説明しています。
「森永乳業 ラクトフェリンの抗ウイルスメカニズムについて」
動画で説明されていたようにラクトフェリンがノロウイルスの侵入を防いで、すでに感染した場合でも効果があるというのが他の成分には無いスゴイところです。
ラクトフェリンが多い食べ物
ヨーグルトは先程紹介しまいたがラクトフェリンを含む食品はチーズがあります。
ただしラクトフェリンは熱に弱いので、市販されているプロセスチーズ(熱処理しているチーズ)にはほとんど含まれていません。
含まれているのは熱処理されていないゴーダチーズやチェダーチーズといったナチュラルチーズです。
100gあたり、300mg程度のラクトフェリンが入っていると言われています。
ただそれよりも毎日食べやすいのはヨーグルトですね。
「ラクトフェリンヨーグルト」はラクトフェリン研究の第一人者である森永乳業から販売されています。
スーパーでも取り扱いしているところとそうでないところがありますがネット通販で簡単に買うこともできます。
ラクトフェリンヨーグルト リニューアル 1ケース(12個入){M-0298}
おすすめはラクトフェリンのサプリメント
ラクトフェリンはヨーグルトやチーズなど乳製品に多く含まれていて毎日食べると
ノロウイルスにかかる確率がかなり低くなりますが
- チーズが苦手
- ヨーグルトを食べると下痢になる、
- 毎日食べるのは食費に影響する
など継続が難しい方も多いのではないでしょうか?
そのような方にはサプリメントがおすすめです。
ただサプリメントも色々なメーカーが出しているのでどれが良いか悩んでしまうかもしれません。
ラクトフェリンは入っているものの、ほんの少しだったり、体に良くない添加物が入っていしている安いサプリメントがあります。
そこでおすすめなのを2つ紹介します。
まずは「森永乳業のラクトフェリン」です。
やはり「ラクトフェリンヨーグルト」を製造していてラクトフェリシンも発見している森永乳業のサプリメントというのが安心ですね。
ただ価格が高いのが難点です。
ラクトフェリンは牛の生乳から1リットルあたり0.2gしか採れない貴重な成分なのでラクトフェリンの含有量が多いサプリメントほど高くなる傾向にあります。
実際アマゾンで販売しているラクトフェリンは4,900円(税込・1か月分)です。
森永ラクトフェリン 90粒入り 新アルミパウチパッケージ! 2個セット(1日6粒×30日分)
そしてラクトフェリンにビフィズス菌をプラスしている「ラクトフェリンプラス」は送料込みで11,080円なので少し高い感じがしますね。
もちろんラクトフェリンの研究は森永乳業が一番進んでいるのでそのメーカーのサプリを高いお金を払っても欲しいという方は問題ありませんが、私の場合継続購入が厳しいなと思い他にラクトフェリンのサプリメントで探して
実際に購入したのが
「ホコニコのラクトフェリン+乳酸菌」(60粒)です。
ラクトフェリンは1粒に150mg入っているのでノロウイルス対策では1日1粒で十分です。
そしてラクトフェリン以外にもビフィズス菌とフェカリス菌が含まれています。
ビフィズス菌は腸内の善玉菌の99%を占める最大勢力で
腸内環境を改善するには加齢やストレスで減少してしまうビフィズス菌を継続的に摂取する必要があります。
ビフィズス菌の効果は
- 整腸作用(便秘の改善)
- 生活習慣病などの多くの病気の予防や改善
- 免疫力がアップしてカゼやインフルエンザなどにかかりにくくなる
- アレルギー疾患の症状改善や予防
- 肌荒れの改善(美肌効果)
- うつの改善
などが期待されます。
そしてフェカリス菌はまだ聞きなれない方が多いかもしれませんが最近注目されてきていて新型乳酸菌とも言われています。
以前乳酸菌は生きて腸まで届かないと効果がないと言われていましたが、実際は死滅しても食物繊維のような働きをするため、どのような状態でもある程度の効果が見られると言われています。
ですがフェカリス菌は加熱殺菌して死滅しても効果が得られることがわかりそれどころか死滅した状態で摂取した方がより高い効果を得られることも報告されています。
また他の乳酸菌と比べて超微粒子なので一度で大量の菌を摂取できて増殖が速いという特徴もあります。
そのフェカリス菌の効果はビフィズス菌などの他の善玉菌と同様ですが、動物実験では免疫力をアップしてインフルエンザにかかった時に免疫力を高めて撃退する効果と、インフルエンザを予防する効果のどちらもあることがわかっています。
そしてスギ花粉症にかかっている患者さんにフェカリス菌入り乳性飲料を継続的に飲ませた結果、鼻をかむ回数や目のかゆみなどが減り、アレルギー症状が改善する傾向が認められた研究報告もあります。
さらにこのサプリメントにはオリゴ糖も含まれていてオリゴ糖は善玉菌のエサになって善玉菌を増やす働きがあります。
オリゴ糖が含まれることによってビフィズス菌やフェカリス菌といった善玉菌の効果がより一層期待できるわけです。
ただ中には「効果がある成分が含まれているのはわかったけど、他には体に良くない成分や添加物が含まれているのでは?」と思う方もいるかもしれません。
ですがホコニコのラクトフェリンサプリの原材料は
- デキストリン
- 甜菜オリゴ糖
- 乳酸菌末
- ラクトフェリン(乳由来)
- HPMC
と安全な成分のみです。
デキストリンはデンプンの一種で水溶性の食物繊維で
- 善玉菌のエサになり善玉菌を増やす
- 食後の血糖値の上昇をゆるやかにする
- 内臓脂肪の蓄積を防ぐ
などの働きがあります。
甜菜オリゴ糖の甜菜(てんさい)はビートや砂糖大根とも呼ばれます。
甜菜オリゴ糖はオリゴ糖の中でも最も早く、大腸でビフィズス菌のエサになると言われています。
HPMCは初めて聞く方も多いかもしれませんが植物由来の食品添加物で、微生物により分解される性質がある環境にも優しい美容成分で世界的にも安全性が広く認められています。
このように安全性にも問題なくラクトフェリンも1粒に150㎎と他のサプリメントと比べても多く含まれています。
美容や内臓脂肪の減少が目的ならば1日2粒、ノロウイルスやインフルエンザ対策ならば1日1粒でも十分です。
ここまでの説明から森永乳業と同じくらい高い値段だと思うかもしれませんが
定期購入ですと初回の価格が1,980円(税抜、送料無料)なので
一度試してみたいという方におすすめのサプリです。
また2回目の購入からは4,500円(税込)ですが、森永のラクトフェリンと乳酸菌のサプリは1万円以上もします。
それを考えると、ラクトフェリンが十分に含まれてて、かつビフィズス菌やフェカリス菌が含まれているホコニコのラクトフェリンサプリメントの方がとてもお買い得です。
また定期購入といっても、よくある最低2か月、3か月継続といった縛りがなく、もし効果が実感できない場合は
2回目の購入をキャンセルすることも可能です。
私も以前は森永でしたが今はホコニコのラクトフェリンを飲んでいます。
近年は毎年ノロウイルスが大流行していて、インフルエンザも子どもが通っている学校でも必ず学級閉鎖がありますが、私はもちろん家族もとても元気です。
ぜひ健康や美容のためにラクトフェリンのヨーグルトやサプリメントを試して見てくださいね。
まとめ
秋から冬にかけてノロウイルスやインフルエンザが流行しますが、インフルエンザに効果があるR-1ヨーグルトよりもノロウイルスとインフルエンザの予防効果だけでなく、実際にウイルスを防御したり、死滅させる働きもあるラクトフェリンがおすすめです。
さらにラクトフェリンは美容やダイエット、多くの健康効果も期待できる成分です。
ラクトフェリンを含んだヨーグルトやサプリメントを摂ってこの冬乗り切りましょう。