あなたは日焼け止めを選ぶ際に、何を基準に選んでいますか?
その日焼け止めはあなたの肌に合っていますか?
日焼け止めの容器に、「SPF」や「PA」といった表示がありますが
これらの表示は何のことかわかりますか?
日焼け止めは紫外線対策です。この紫外線対策、実は1年中必須だということをご存知でしょうか。
紫外線のことをきちんと理解して、あなたの肌にあった日焼け止めを探していきましょう。
紫外線の種類は主に2つ
どの日焼け止めを選ぶのかと言う前に、紫外線のことを知っておきましょう。
日常生活の中で私たちが浴びている紫外線は2つあります。
⦁UV-A(紫外線A波)…浸透力があり、皮膚の深い部分(真皮層)でタンパク質を攻撃して、シワやたるみ、シミなどに変化させてしまいます。
⦁UV-B(紫外線B波)…比較的に皮膚の表面に近い(表皮層)を攻撃してメラニンを生成したり、皮膚がんの原因をつくったりします(DNAを攻撃)
それぞれダメージを与える場所も内容も違うのでそれぞれをおさえるアイテムが必要になります。
UV-Aを抑える効果があるものとしてはPAで表示します。そのよこに「+」とあります。+が多いほど(最大4つまで)防ぐ効果があるといわれています。
UV-Bを抑える効果があるものとしてはSPFで表示します。このよこに数字が表示されています(SPF30など)これはこの日焼け止めをつけると日焼けまでにかかる時間を~倍遅らせることができるという意味です。
勘違いの多くは「~時間防ぐことができます」と思われていること。
日焼けまでの時間ってご存知ですか?個人差はありますが、およそ20分といわれています。
ですが日焼け止めは時間の経過により皮脂や汗で取れてしまうこともあるので。マメに塗りなおすことが必要です。
日焼け止め選ぶポイントは6つ
数値が低いもの選ぶ
SPFの数字やPAの+が多いものの方が効果的かと思われがちですが、肌への負担が大きくなり、あまり効果的ではないといわれています。
汗や皮脂でじかんが経つと落ちてしまうこともあるので、薄く、こまめにケアすることが大切です。
紫外線吸収剤の入っていないものを選ぶ
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
など(舌を噛みそうな名前です)合成成分が入っていると肌のトラブルとなります。
紫外線散乱剤(ノンケミカル、吸収剤不使用と記載)であれば刺激も少なく、白く浮くこともありません。
添加物が入っていないものを選ぶ
防腐剤、合成香料、合成着色料などの添加物が入っていると、肌に負担がかかることがあります。
こちらもきちんと確認して選ぶようにしましょう。
保湿成分が配合されたものを選ぶ
ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分が入っているものですと、肌が弱かったり、乾燥しやすい場合も安心して使用することができます。
用途によってタイプを選ぶ
ローションタイプは密着しやすいのでその分肌あれしやすいデメリットもありますが、敏感肌の人にはこのタイプはおすすめです。
また、パウダータイプも比較的肌荒れしにくいといわれています。ローションタイプが合わなかった場合におすすめです。
他にもスプレータイプ、シートタイプなどもありますので、自分にあったものを選んでみましょう。
購入前に試してみる
成分だけに気をつけても、実際に肌に合うかどうか分かりません。
お試しができるなら肌にのせてみるといいでしょう。
注意点と避けたいこと
紫外線吸収剤
これは先程もお話しましたが、極力入っていないものを選びましょう。
肌を酸化させてしまう作用があり、長時間使用しているとシミやシワの原因になります。使用した場合もしっかりクレンジングしましょう。
ボディ用を顔には使わない
ボディ用は白浮きし難いように効果を強くするための成分配合が多くなっていたりするため、肌への負担も強くなります。
顔用をボディに使用するには問題はありませんが、効果的には薄くなります。
それぞれに合ったものを使用することをおすすめします。
おすすめ 日焼け止め
SALA ボディパウダーN
SPFが低めなので塗り直しが安心。
パウダーなのでサラサラの心地よさ。
保湿成分のコラーゲン配合
香りがいい(SALAのヘアケアがお好きな方にはおすすめ)
キュレル 美白UVミルク
化粧下地としての利用可
セラミド成分配合
肌への負担を感じないつけ心地。
無香料、無着色
まとめ
⦁ 紫外線の主な種類は。UV-AとUV-Bの2つ。それぞれに対応するのはUV-Aには、PA。UV-BにはSPFでみる。SPFの数字は紫外線から肌を守る時間ではなく、遅らせるという意味です。
⦁ 日焼け止めの選ぶポイント6つ。肌トラブルにならないように負担にならないタイプを見つけましょう。
⦁ 紫外線吸収剤は肌の弱い人にはトラブルになりやすいので気をつけましょう。またボディ用を使うと成分の配合が多いので使うことを避けましょう。
日焼け止めは数値が高いほど、肌への負担も高くなることを忘れないでください。
肌がとても弱い方は皮膚科で相談されることや、ベビー用のも使用してみてもいいでしょう。