お酢は健康にとても良いと言われています。
お酢の種類はいろいろ出ていますが、最近では果実酢のひとつ「リンゴ酢」に人気が集まっています。
「リンゴ酢」について、どんな栄養素が入っていて、どんな効果があるのかこの機会に知っておきましょう。
リンゴ酢とは
リンゴを主原料として、アルコールで発酵させてから熟成をさせて、さらに発酵させて作った酢です。
普通の酢よりも酸っぱさをあまり感じないのは、酢酸の成分が一般的なお酢より少ないことからお酢が苦手な方でも飲みやすくなっているのです。
様々な食材にも合い、お料理にも使いやすくなっています。
栄養成分は
リンゴ酢には「リンゴポリフェノール」という成分が入っています。
これは「クロロゲン酸、タンニン、ゲルセチン」という成分の総称を呼び、強い抗酸化作用があります。
またリンゴの皮に多く含まれている「レスベラトロール」もポリフェノールの一種で、抗酸化作用の強い成分です。
他にも、カリウム、クエン酸、リンゴ酸、食物繊維、ビタミンCなど、他にも多くの栄養成分が入っています。
他の酢と異なるのは、穀物酢ではないのでアミノ酸は含まれていないのが特徴です。
主な効能効果
ダイエット効果
リンゴポリフェノールには、消化吸収をおさえる作用があります。
「血中中性脂肪低下」や「脂肪蓄積の抑制」などの効果が期待されています。
またお酢のなかの「酢酸」にも「脂肪の合成を抑えたり」、「脂肪の燃焼を促す作用」があるといわれていますので、ダイエットにも最適なお酢だといわれています。
糖尿病をおさえる効果
酢酸のなかに「血糖値の上昇を緩やかに」したり「血中脂肪をさげる」効果や「血液をサラサラに」する効果などがあり糖尿病予防や対策に効果があるといわれています。
美肌効果
抗酸化成分は美肌への効果も高いといわれています。
「リンゴポリフェノール」「レスベラトロール」「ビタミンC」などで美肌効果を保つことができます。
お酢にはビタミンCを破壊してしまう酵素の働きを弱める作用もあります。
また新陳代謝を活発にして肌の老廃物をためないため、シミ、しわの抑制にも効果があります。
睡眠障害の改善
睡眠障害は、充分に寝ているはずなのに翌朝起きた時に疲れが取れておらず不調が続いてしまう症状です。
この原因の一つに血糖値が関係しているといわれています。
リンゴ酢を夕食前に飲むことで血糖値の抑制と胃の動きを弱めて消化を遅らせ糖の吸収を緩やかにして睡眠障害の改善をしていきます。
腸内環境の改善、便秘の解消
リンゴ酢には食物繊維と酢酸がはいっています。
酢酸は体内でクエン酸に変化をして腸内の悪玉菌を減らして環境を整える作用があります。
さらに、お酢には善玉菌が豊富に含まれているので腸を刺激して、ぜん動運動を活発にするので便秘の改善に効果があります。
注意点
- リンゴ酢の1日の摂取量は大さじ1~2杯までです。
- 原液ではなく必ず薄めてから飲みましょう。原液のままですと酸が強く痛みがあったり、胃に負担をかけてしまう場合があります。
- リンゴ酢を日々摂取している時は継続した効果が期待できますが、なかには止めてしまった途端に効果が消えてしまうものもあります
飲み方のポイント
- 飲みにくい場合は、はちみつやオリゴ糖を少し入れて飲んでみましょう。
- 「睡眠障害」改善のために飲む場合は食前に、ダイエットのために飲む場合は食後の方が効果的です。これは胃に刺激を与えると食欲がアップしてしまうからです。
- 炭酸水で割って飲むと満腹感を得られて食欲の抑制にもなります。
- 運動する場合に疲労回復の効果を期待するならば運動後に。筋力アップの効果を期待する場合は運動前に飲みましょう。
まとめ
リンゴ酢とは
一般的なお酢より酢酸の成分が少ないリンゴを主原料としアルコールで発酵、熟成さらに発酵させて作った果実酢。
リンゴ酢の成分
リンゴポリフェノールと皮に多く含まれているレスベラトロールというポリフェノールの一種の成分で抗酸化作用があり美容や健康に効果が高い。その他にも栄養成分は多数含まれていますが、一般のお酢と異なり穀物酢ではないのでアミノ酸はほとんど含まれていません。
効能効果
ダイエットや美肌などの美容効果や糖尿病予防、血圧の抑制 睡眠障害の改善など健康にも効果が高い。
注意点
1日の摂取量は大さじ1~2杯まで。かならず薄めて摂取すること。
ポイント
期待する効果効能により摂取方法が異なります。
お料理の中で取り入れることも可能です。
苦手な場合はちみつなど入れても良いでしょう。
健康と美容に良いリンゴ酢を毎日の生活に取り入れて継続して行けると良いですね。