都内で一番の桜の名所と言えば「千鳥ケ淵緑道」と答える人も多いですが、
この千鳥ヶ淵緑道から
- 「靖国神社」
- 「北の丸公園」
- 「外濠公園」
- 「千鳥ケ淵公園」など、
歩いて行ける距離に有数の桜の名所があります。
そしてこれらの桜の名所で行われるイベントが「千代田のさくらまつり」です。
今回は千鳥ケ淵の花見の見所と千代田のさくらまつりのおすすめ情報をお伝えします。
千代田さくらまつり2020情報
日程:3月下旬から4月上旬
例年桜(ソメイヨシノ)の開花予想に合わせて日程がきまります。
ちなみに2017年は3月28日(火)~4月6日(木)までだったのですが、桜の開花の後で寒い日が続き、満開の予定日がづれたため9日(日)まで延長になりました。
一方で2018年は当初、3月29日(木)~4月8日(日)の予定でしたが、平年よりも開花が早く、その後も満開まで順調に進んだので4日(水)に終了しました。
2019年は3月27日(水)~4月7日(日)に予定され、予定通り4月7日に終了しました。
桜の開花状況によっては期間が伸びたり、予定より早く終了することがあるので、必ず出かける前にチェックしましょう。
さくらまつり開催場所
- 千鳥ケ淵緑道
- 靖国神社
- 神田明神
- 皇居東御苑
などいろいろな場所で開催されます。
靖国神社の花見の見所
さくらフェスティバルで混雑するのは千鳥ヶ淵はもちろんのこと靖国神社も毎日かなりにぎわいます。靖国神社はソメイヨシノやヤマザクラ400本を楽しむことができるだけでなく、例年は屋台や催し物が開催されるのが大きいです。しかも例年は約200店舗の屋台が並びます。
たこ焼き、焼きそばなどの定番からトルコアイスなどの外国の食べ物の屋台があり、見ているだけでも結構楽しいです。
例年であれば大村益次郎像付近に特設ステージを設け歌やダンス、演奏などが披露されたりこの3日間限定の屋台などが出て毎年かなり混雑します。
ただし2017年、18年と靖国神社改修工事のため屋台や出し物、ステージは実施されませんでした。
2019年も靖国神社御創立百五十年記念事業の外苑整備工事のため桜フェスティバルは開催されず、2020年以降も再び催し物はなさそうな感じです。
靖国神社で宴会はできる?ライトアップは?
神社というイメージから「花見をしながら宴会はできない!」と思うかもしれませんが、以前は期間限定ではありますが花見をしながら宴会ができます。
ただシートを敷いて花見ができるのは「さくらまつりの開催期間」のみで、それ以降は「境内での宴会は禁止」と看板が出るので注意しましょう。
昨年は工事のため宴会は一部でしかできまず、今年も一部、もしくは宴会はほとんどできない可能性が高いです。
もし行われた場合、靖国神社で花見ができる場所は外苑の二の鳥居~大村益次郎の銅像までです。夜はライトアップがあり22時まで楽しめます。
宴会ができる場合、場所取りに関しては例年、平日は9時ごろまで行けばおそらく大丈夫だと思いますが、土日に関しては早目に混むので7時ごろには場所を確保することをおすすめします。
千鳥ケ淵の桜の見頃と見所
千鳥ケ淵緑道は千代田のさくらまつりが開催される場所の中で一番の人気スポットです。毎年100万人以上桜の見物客で混雑します。
千鳥ケ淵緑道は約700m、ソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本の桜が皇居のお堀に沿って咲き誇り、まるで桜のトンネルの中を歩いている感覚で楽しむことができます。
昨年満開の時に行きましたが本当にスゴイ混雑していました。夕方まででもある程度は混雑していますが、ライトアップの時間から急激に混み出して、前を歩くのも大変です。
覚悟をして行きましょう。
また、さくらまつり開催中には丸の内シャトルのバスコースを延長した「さくら祭り号」というシャトルバスが無料運行をします。例年は3月末か、4月初旬の土日の2日間です。
- 桜並木を巡る無料周遊バス「さくらカルガモ号」
- 無料シャトルバス「丸の内シャトル さくら祭り号」
が運行します。
千代田区観光協会、国立劇場、東京国立近代美術館、
丸の内~九段下~神保町~秋葉原~日本橋~丸の内のルートで各スポットを巡回しますのでぜひ東京の桜の名所を無料バスで楽しんでください。
運行日時:2020年は桜の開花状況によって3月28日(土)、29(日)または4月4日(土)、5日(日)のどちらかになるはずです。
始発場所:秋葉原和泉橋船着き場前
お問合せ先:
千代田観光まちづくり実行委員会
(千代田区商工業連合会内)
TEL:03-6273-7827
神保町古本街や三越前の桜も楽しむことができますよ。そして昼の桜もとてもキレイなのですが、やはりおすすめはライトアップされた夜桜です。
さくらまつりの期間中に18時半頃~22時までライトアップされていますが、闇夜に浮かび上がるの花々の色彩の変化はまさに妖艶な美しさで幻想的な世界にたたずんでいる感覚です。
もう一つおすすめなのが千鳥ケ淵ボート場です。こちらもさくらまつり期間中は夜間特別営業が行われます。やはり限定での夜間営業ですので夜にボートを乗ることをおすすめします。
カップルでライトアップされた夜桜を見たり、満開の時期には水面にも桜がじゅうたんのように覆われて見えるのでとってもロマンチックです!
営業時間は9:30~20:00(乗船券の販売は19:30まで)です。期間中の料金は通常(500円)より高い30分800円です。
ただ満開の時期は平日の昼間でもかなり行列ができているので、かなり待つ覚悟が必要です。そしてライトアップの時間帯はさらに混雑します。
昨年の夜6時半頃の行列を見た感想ですが、1時間以上は待つのを覚悟した方がよさそうです。(もしかするともっと並ぶかもしれません)
千鳥ケ淵・靖国神社の花見の2020年の見頃は?
2018年東京ではは3月17日(土)に開花宣言がありました。2016年と2017年はともに3月21日に桜(ソメイヨシノ)の開花と比べると、それよりも4日早く、平年よりも9日も早い開花です。
そして2019年は2016、17年と同じ21日に開花宣言がありました。2月はかなり寒かったですが、3月になって暖かい日が続いて一気に開花しましたね。
となると気になるのは満開日です。ソメイヨシノが満開になるのは関東では開花してから7日程度と言われています。そして満開の期間は5,6日程度、咲き始めから散るまでは2週間程度と言われています。
ただ2017年は開花してから寒い日が続き、満開になったのは開花してから12日後でした。そして2018年は開花してから1日だけ寒い日が合ったものの、その後は順調に満開なりました。
先ほども紹介したようにライトアップの期間が
- 2017年は終了予定日を延長
- 2018年は終了予定日よりも短縮
となりましたので、開花日からの天気を把握して満開の一番良い日を選んで見に行ってください。
関連記事:桜の開花から満開までは何日?しっかり早くしてお花見を楽しもう!
千鳥ケ淵・靖国神社の花見おすすめルート!混雑を回避するには?
花見のメインの千鳥ケ淵緑道と屋台が出ている靖国神社に行くには地下鉄の九段下駅が近いのですが、千鳥ケ淵緑道の九段下側入口はかなり混雑し、特にライトアップの時間は入場制限がかかる場合があります。
さらに、緑道内の入口付近で記念撮影する人も多く前に進むのにも苦労します。そこで半蔵門駅を利用することをおすすめします。
半蔵門駅から千鳥ケ淵緑道へは徒歩5分で着きますし、半蔵門側の入口は九段下側入口と比べると混雑していないのでスムーズに見ることができます。
そしてそのまま千鳥ケ淵緑道を過ぎれば、数分で靖国神社に着くので屋台で色々な物を食べたりして、帰りは靖国神社から近い九段下駅を利用して帰るルートはいかがでしょうか?
またもう少し歩く元気があればJRと地下鉄の駅がある「市ヶ谷駅」も混雑していないのでおすすめです。駅から靖国神社までは10分程度で到着します。
下記の地図を参考にしてください。
千鳥ケ淵の花見まとめ
千代田のさくらまつりのメインは千鳥ケ淵緑道ですが、歩いて回れる周辺の会場の桜の本数を合わせると約3300本もあります。
混雑具合では千鳥ヶ淵が目黒川と並んで都内で1、2位を争うほどです。
1日時間がある方はゆっくり歩きながら東京の桜の名所を堪能してくださいね。