「あずき」といえば、和菓子のあんこなどと甘いものや、おめでたい時のお赤飯を連想しますよね。
どちらかと言えば嗜好品のような存在と言う印象が強いですが、あずきにはとっても魅力的な栄養成分がたくさんは含まれていることをあなたはご存知ですか?
中国などでは過去に医薬品として使われていたこともあると記載されていたり。
甘い和菓子やお赤飯になるだけではないあずきを詳しくみていきましょう。
主成分はタンパク質、注目の成分は食物繊維
あずきの約22%は必須アミノ酸を含むタンパク質です。
タンパク質は体のあらゆる組織を作るために必要不可欠な成分です。時にはエネルギー源にもなります。
またあずきにはごぼうの3倍ほどの食物繊維が含まれています。
消化吸収を抑える働きや血糖値の上昇抑えることに優れています。
相乗効果もあるあずき
あずきにはビタミンB群やポリフェノール、カリウムにサポニンと魅力的な成分が多く含まれています。
また個々でも優秀ですが、カリウムとサポニンが含まれているので中性脂肪の低下と利尿効果でむくみの改善にもなります。
抗酸化作用のあるポリフェノールはそれだけでも抗酸化作用が強力なので体を錆びないようにする効果があります。
ビタミンB1で糖の代謝を助けます。糖質の代謝に欠かせないビタミンB2も美肌効果には欠かせない栄養素です。
あずきの効能はアンチエイジングとダイエット効果
あずきに含まれている成分、「ポリフェノール」は抗酸化作用があり活性酸素を除去します。
活性酸素はウィルスなどから体を守るはたらきがあるので、適度には必要なものですが、反面増えすぎてしまうと、体を酸化させてしまいます。
そうなると老化や肌の乱れ、生活習慣病などになることに気をつけないといけません。
活性酸素を必要以上に増加させないようにあずきを取ることをこころがけましょう。
またポリフェノールは、糖の吸収を穏やかにする効果もありますので、美肌効果だけではなく、ダイエットにも効果があります。
サポニンはコレステロールや、中性脂肪を排出して浄化させる作用があります。またあずきは強い利尿効果のあるカリウムも豊富に含まれているので、ダブルの効果でムクミの解消にもなります。
カリウムは利尿効果だけではなく、筋肉を正常に動かす働きがあるので、脚がつるのを防ぐ効果もあります。
食物繊維も豊富なので腸内環境を整えて、便秘解消、肌荒れの改善、脂肪の吸収を抑える効果など、ダイエット効果やアンチエイジングの効果に最適です。
またその他にも、ビタミンB群が含まれているので、二日酔いの予防や、疲労回復にも良いとされています。
妊娠中や授乳中の女性のかたにも、鉄分が含まれているあずきは貧血予防のために摂るとよいでしょう。貧血予防で摂る場合は、ビタミンCと一緒にとることおすすめします。
植物性の鉄分はビタミンCと相性がとてもよく吸収力がアップします。
まとめ
⦁あずきの主成分は必須アミノ酸を含むタンパク質。注目の成分は食物繊維です。ほかにもカリウムやポリフェノール、サポニン、ビタミンB群などたくさんの栄養成分が含まれている。
⦁あずきの効能で優れているのはアンチエイジングとダイエット効果。他にも生活習慣病や疲労回復、二日酔いに、貧血などにも効果的です。
魅力的な栄養成分がぎっしりはいったあずきですが、大豆アレルギーがある方は、あずきでも出る場合があります。医師に相談しておくとよいでしょう。
食物繊維が、あずきの場合不溶性が多く含まれているので、多めに水分をとること。
調理をする場合には、鉄鍋使用は気をつけましょう、あずきに含まれている「アントシアニン」が反応して色が黒く変色します。
ぜひ効果的な取り方をみつけて上手にアンチエイジンなどの効能を活用しましょう。