足底腱膜炎(筋膜炎)という病気をご存知でしょうか?

簡単に言うと足の裏の痛みなのですが、シップなどを貼っていれば
治るだろうと軽く考えていると、最悪歩くことができなくなる場合も

あります。

近年のマラソンブームにより足底腱膜炎(筋膜炎)の患者が
増えたとも言われますが、実は運動をしていない人や女性も

かかりやすい病気です。

今日は足底腱膜炎(筋膜炎)の原因と正しい治療法をお伝えします。
※以後足底腱膜炎と表記

足底腱膜炎とはどんな病気?その原因とは?

足底腱膜炎とは足の指の付け根からかかとまで、足の裏に膜のように張っている
足底腱膜に炎症や小さな断裂を起こして痛みをもらたす病気です。

かかとや土踏まず、指先の部位に痛みを感じる症状があります。

最初のうちは我慢できる痛みなので、我慢する人が多いのですが

ほっておくと痛みが慢性化していき、足が地面に着くことができなく

なるほど痛くなり最悪歩けなくなります。

痛みの原因は硬くなった筋肉なのですが、大昔の裸足で歩いていた時代には

無かった病気です。

昔は乗り物が無くてほとんど歩いて生活をしていたので、足に負担がかかる
ような気がします。

ではなぜ現代人しかかからないのでしょうか?

その原因は足が守られすぎて弱っているためです。
家の中では靴下やスリッパ、家の外では靴、
スポーツ時にはクッション性の高いシューズなど

常に足が守られています。

この状態で生活すると
足の機能が働かず筋肉がすぐに硬くなりやすいのです。

足底腱膜炎(筋膜炎)にかかりやすいタイプは?

① 激しい運動をしてケアをしない人

現在空前のマラソンブームですが、急にマラソンや新たにスポーツを始めた人や
運動終了後もケアを全くしない人にかかる場合が多いです。

② 運動不足の人

① と逆のような気がしますが、運動不足の体は血行不良になりるので
筋肉などがこわばって硬くなり、柔軟性や伸縮性が乏しくなります。

すると長時間同じ姿勢で座りっぱなしの仕事をしている人が、
椅子から立ち上がり、一歩目を踏み出した瞬間に

「プチッ!」と足底腱膜がちぎれて激痛が走る場合があります。

③ ハイヒールなどのかかとの高い靴を長時間履いている人

かかとの高い靴を履いている人は爪先立ちの不自然な姿勢がずっと続き
足底腱膜が固定されてしまうのが良くありません。

これにより腱膜がこわばって、硬くなってしまい、しまいには
ちぎれやすくなってしまいます。

特にハイヒールを履いて長時間立ち仕事をする人がかかりやすいです。

できるだけかかとの低い靴を履くように心がけてください。

④ 身体の使い方が悪い人

激しい運動をした人や運動をしない人でもかかる人とそうでない人がいます。
また片足だけ痛みがあり、もう片方は痛みがないのはなぜでしょう?

それは普段の「自分の身体の使い方」に問題があると考えられます。

例えば立っている時も走っている時も左足より、右足に体重がかかりすぎていた
などです。

歩き方、体重のかけ方、身体の姿勢に問題があると思われます。

足底腱膜炎の正しい治療法とは?

「温める」
まず自分でできるケアは「温める」ことです。まずはゆっくりお風呂に
入って足の裏を温めましょう。筋肉が柔らかくなって楽になります。

逆にアイシングやシップで「冷やす」ことは止めてください。
硬くなった筋肉がさらに硬くなる可能性があります。

お医者さんに勧められたら、すぐに別の病院に行きましょう。

② 足裏以外の部分をしっかりとケアをする

足の裏の腱膜は足の上の方ともつながっていて
足首やふくらはぎなどと密接な関係があるのです。

例えば足首が固いと足の裏の足底腱膜にかかる負担が大きくなります。

また、姿勢や足の使い方が悪いと太もも・ふくらはぎ・スネなどの
筋肉が緊張を起こしてしまい、それによって足の裏に

炎症が起きる時があります。

それを防ぐためにはお風呂に入った後に足首やアキレス腱まわりの
柔軟ストレッチをおすすめします。

③ 足底腱膜炎に強い治療院で治療をする

症状が軽い人は①、②だけでも治る場合が多いですが、

重症の方はやはりプロに診てもらうのが一番早いです。

しかし間違えた治療をする病院も結構あります。

足底腱膜炎を完治できるお勧めの治療院は

「足裏腱膜炎の原因を筋肉の硬さだと考えている」
先生がいる治療院です。

足底腱膜炎のまとめ

足底腱膜炎は重症になる前にケアをしておけば十分に治る病気です。

ですがたいしたことはないだろうと放置しておくと、重症になって
しまい、完治するのに時間がかかる病気です。

あさイチでも足底腱膜炎にかかった人が最初は軽かった症状が

結局松葉杖をついて歩くくらいまで悪化していた様子が放送されていました。

足の裏が痛いなと思ったら、ほっておけば治るだろうとは思わずにすぐにケアをしてくださいね。