コーヒーのイメージはカフェインが多くてあまり身体に良くない
と思っている方が多いのではないでしょうか?

実はコーヒーは、かつてイギリスやフランスでのどの炎症や風邪
発熱、さらには天然痘までも治す万能薬として

用いられていたそうです。

今日はシミ、しわの対策やダイエット・健康など様々な
効能があると言われているコーヒーのメリット・デメリットに
ついて紹介します。

コーヒーがシミ・しわ対策に有効な理由

シミやシワの原因の約8割は紫外線によるものと
言われています。

紫外線を浴びると肌は酸化してメラニンが増加し
やがてシミになると共に、肌の弾力が奪われて
しわになってしまいます。

その為シミ、しわの対策は紫外線を浴びないように
することと、抗酸化作用のある食品を食べることが
良いのですが、

それにはコーヒーがとても適しています。

コーヒーには老化を防ぐ抗酸化物質の
クロロゲン酸ポリフェノールの一種)が
たくさん含まれています。

ポリフェノールであれば赤ワインにも多く
含まれていますが、

赤ワインはいつでも気軽にというわけには
いきませんよね。

緑茶にも同様にポリフェノールは含まれていますが
コーヒーのポリフェノールの方が吸収が良い

調査により明らかになっています。

コーヒーがダイエットや健康に良い理由

ダイエット効果

コーヒーがダイエットに良いと言われている理由は
カフェインと先程も紹介したクロロゲン酸に
よるものです。

カフェインは脂肪燃焼を促進する効果があり
特に運動の20~30分前にコーヒーを飲むと

血中の脂肪酸濃度が上昇して
効率的に脂肪を燃焼させる効果があります。

クロロゲン酸の効果は
脂肪を燃焼させてエネルギーに変換をする
ミトコンドリアという器官があります。

この器官に脂肪を運ぶCPT-1という
酵素があるのですが、

コーヒーのクロロゲン酸はこの酵素を活性化させる
働きがあります。

要するに
クロロゲン酸によりCPT-1が活性するとミトコンドリアが
脂肪の燃焼を促進するのでダイエットに効果があるのです。

心筋梗塞や脳梗塞の予防

コーヒーには善玉コレステロール
HDLコレステロール)を増やす働きがある
という事が明らかになってきました。

善玉コレステロールが増えると動脈硬化
抑えられる、つまり心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中
なりにくくなります。

糖尿病の予防

近年オランダやフィンランド、そして
日本でもコーヒーを毎日飲むと

2型糖尿病の発症率が下がったという
研究が発表されています。

その他にも
二日酔いの解消うつ病の予防脳の活性化
肝硬変の発症のリスクを20%低下

リラックス効果覚醒作用などに効果があると
言われています。

まさにコーヒーが万能薬と言われるのがわかりますね。

コーヒーのリスク、デメリットは?

健康や美容に良いコーヒーですが
気をつけなければいけないことがあります。

コーヒーに含まれるカフェインには
妊娠中の女性が摂り過ぎると
乳児死亡や流産を増やすリスクがあるという研究報告があります。

ただこれも研究報告や国によって様々で

1日何杯飲んでも大丈夫、あるいは
2,3杯であれば問題ないという報告から

スウェーデンの研究では1日100㎎以上の
カフェインを摂取している場合に

流産する人が多く、摂取量が増加することに
その率が増加したという報告があります。

ただカフェインはコーヒーだけではなく
紅茶、緑茶、ウーロン茶、
板チョコやココアにも

入っているので、

妊婦さんはこれらの飲み物を
できるだけ飲みすぎないように

したほうが良いでしょう。

ちなみに1杯150ml とした場合の
カフェインの量は

コーヒー(煎り豆・ドリップ):100㎎
紅茶:30mg
ウーロン茶:30mg
玉露:180mg
コーラ1缶:34mg
ココア:50mg
板チョコ50g:20㎎

となっています。

海外では妊娠中の女性のカフェイン1日の摂取量について
制限はあるのでしょうか?

イギリスの食品基準庁では1日200mgまでに
制限するように助言しています。

カナダでは300mg
アメリカの雑誌などでも300㎎までと書かれているようです。

なので妊婦さんはできるだけ1日のカフェインの摂取量を
抑えるようにするか、

最近はカフェインレスの
コーヒーも販売されているので、

コーヒーが好きで飲む量を減らすのがつらい方は
そちらをおすすめします。

また狭心症高カリウム血症腎不全の方も
あまりコーヒーなどのカフェインを摂るのは

良くないようなので、量を控えるようにしてください。

コーヒーのまとめ

コーヒーは妊婦さんなど少し量を控えたほうが
良い方もいますが、

一般的には美肌対策や健康に良いと
いうことがわかりましたでしょうか?

ただどんな健康に良い食べ物や飲み物も
摂り過ぎは良くないです。

コーヒーも飲み過ぎると
カフェインの覚醒作用から

寝つきが悪くなったりする可能性もありますので
寝る前3,4時間前は飲まないようにしましょう。

またコーヒーポリフェノールは2時間程
効果が無くなるので、

一度に何杯も飲むよりも数時間置きに
飲む方がお肌にも良いです。

今までコーヒーは身体に良くないと
思っていた方も是非この機会に

飲んでみてはいかがでしょうか。