人食いバクテリアとは?その症状と感染の原因や予防法、注意が必要な人は?

人食いバクテリアとも呼ばれ急激に手足が壊死し、最悪死に至ることがある「劇症型溶血性レンサ球菌」の2015年の日本の患者数は279人と過去最多になりました。

さらに2016年は442人となり過去最高を更新しています。

今年2017年は埼玉西武ライオンズの森慎二投手コーチが「溶血性レンサ球菌」の感染による敗血症で亡くなりました。

体調の不調を訴えたのは、亡くなるわずか3日前ということで驚かれた人も多かったと思います。

この人食いバクテリアとはどんな病気なのか、その症状や感染源、そしてかからない為の予防法などについてお伝えします。

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人食いバクテリアとはどんな病気?その症状は?

「人食いバクテリア」と呼ばれるものには一種類だけではなく

  • 「劇症型溶血性レンサ球菌」
  • 「ビブリオ・バルニフィカス感染症」

などがあります。

270人の亡くなった「劇症型溶血性レンサ球菌」は「A群溶血性レンサ球菌」などが原因のショック症状を伴った感染症です。

突発的に発症し、急速に多臓器不全を起こす病気で致死率は約30%と言われています。

ですが「A群溶血性レンサ球菌」に感染した人で人食いバクテリアと呼ばれる劇症型を発症する人は限られています。

感染した人のほとんどは咽頭(いんとう)感染、皮膚感染のみで、全く症状の出ない人もいます。



人食いバクテリアを発症しやすい人は?

ただし健康な人でもまれに劇症型(=人食いバクテリア)を発症することがあります。

発症リスクが高いのは

  • ガン、糖尿病、慢性心疾患、慢性呼吸器疾患のような基礎疾患を持つ人

  • ステロイドを服用している人

などです。

劇症型の初期症状

  • 発熱
  • 突然発症する激痛
  • めまい
  • インフルエンザの様な症状
  • 錯乱状態
  • 体に広い範囲で出る紅斑

などです。

次に組織が壊死していきます。

最初は小さな傷やほくろのように見えます。

ですがものすごいスピードでどんどん広がっていくので、足を切断しても結局は亡くなる場合もあります。

もうひとつの人食いバクテリアと言われる「ビブリオ・ブルニフィカス感染症」生の魚介類から感染し、数時間から数日で手足が壊死して死に至る場合もあります。

実際に日本でもこの病気で亡くなっている方がいます。

この病気は肝硬変など重い肝臓障害のある人がかかりやすく、特に猛暑の夏は海水温が上がり、菌が広い範囲で増えているので注意が必要です。

肝臓病の人は生魚を避け、できるだけ火を通して食べるなどの注意が必要です。

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人食いバクテリアの感染する原因と対策は?

人食いバクテリア劇症型溶血性レンサ球菌)の原因となるレンサ球菌は常在菌でそこら辺にいます。

そのため菌を取り込まないようにするのは不可能に近いです。

ただもう一種類のビブリオ・バルニフィカス感染症も同様に、これらの菌は他の病気にかかっているなど、極端に免疫力が低下していなければ重い症状がでることはありません。

少し傷が化膿したり、お腹が痛くなったり、下痢をする程度で済みます。

普通に手洗いうがいや規則正しい生活、そして掃除をして清潔にしていれば問題ありません。

人食い」という言葉がついているので怖いと思ってしまいますが普通に健康な人にはそれほど恐れる必要はありません。




人食いバクテリアに注意しなければならない人やかかりやすい年齢は?

普通に元気に生活していれば問題ない病気ですが、ということは逆に病気にかかっている方は注意が必要です。

先程「ビブリオ・ブルニフィカス感染症」は肝硬変など重い肝臓障害のある人がかかりやすいと説明しました。

ですが肝臓の病気だけでなく、他の病気にかかっている方でも免疫力が低下している場合は注意が必要です。

そして「元気な方」でも注意が必要な場合があります。

それはケガをしたときや水虫がいる人です。

「ケガや水虫など傷口から菌が入って症状が悪化する」場合があるので常に清潔にするように意識しましょう。

また妊婦さんもまれにかかっているという報告があります。

症状にも個人差がありますが、最悪子宮摘出を選択せざるを得ない場合もあり中には子宮を摘出したにも関わらず
術後に死亡したケースもあります。

そして妊婦さんだけでなく、赤ちゃんの命にもかかわるので特に注意が必要です。

人食いバクテリアに感染した年齢を見ると50歳以上が多くまた子供も数件確認されています。

  • 「免疫力が落ちてくる」高齢者
  • 「免疫力が強くない」赤ちゃんや子ども

も気をつけましょう。

人食いバクテリアに感染した場合の初期症状は個人差がありますがカゼの初期症状によく似ているのでカゼと思いこんでしまうことが多いようです。

なかなか見極めるのが難しいのですが、痛みやしびれ、肌の色の変化や炎症など少しでもカゼとは違う症状が出たらすぐに病院に行くようにしてください。

まとめ

人食いバクテリアは恐ろしい病気ですが、インフルエンザのように空気感染して大量発生ということはありません。

ただ病気を患っている方や妊婦さんだけでなく、健康な方もケガしている人や不規則な生活が続いて疲れているなど、免疫力が下がっている状態の時は注意が必要です。

免疫が下がっている時は他の病気にもかかりやすい状態ではあるので、「人食い」という言葉に必要以上に普段から恐れる必要はありません。

健康にそして清潔にすることを意識しましょう。

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