第87回選抜高校野球が3月21日から始まります。

今大会で好打者はたくさんいますが、あえて一人挙げるとすれば
九州学院高校の松下且興選手です。

九州学院VS八戸学院光星開幕試合なので
最初の試合で松下選手を見ることができます。

今日は松下選手がなぜ注目選手なのか
また開幕戦の見所を紹介します。

松下且興選手のここがスゴイ

松下且興

今大会も注目の打者がいる中で松下選手を
選んだ理由が天性の長打力を持つ
スラッガー
だからです。

松下選手は秋の九州大会でも2本の本塁打を放ち
現在公式戦の通算本塁打は10本ですが

松下選手はこの春で2年生になるので、
この10本の本塁打は1年生での記録になります。

強豪の九州学院で1年生からレギュラーになるのも
大変ですが、

昨年夏の熊本県大会から1年生で4番を任されている
点において監督からの信頼を得られている証拠です。

秋の公式戦の打率(.300)はチーム最下位で三振も一番
多いですが本塁打打点13トップの成績です。

打点が多いということは4番としての責任は果たしていると
言って良いのではないでしょうか。

坂井監督も
「天性で球を遠くに飛ばす力があり、まだまだ未知数」
と潜在能力を買っており、

また「長打三振でいい」と期待されているので
これから実践経験を積むことで更なる成長が期待されます。

松下且興選手のプロフィール

松下選手は身長176cm、体重68kg
右投右打でポジションはショートです。

強肩、強打で今はチームの要ですが

地元熊本県出身で龍田中学校では
軟式野球部で捕手をやっていて

特に目立った活躍というのはない中で

いきなり名門校の野球部に入って
1年の夏から4番に抜擢されるのは

期待されている証拠であり、
かなりプレッシャーがあったと思います。

冬はベンチプレスなどで体幹強化に励んでいたそうで

夏から体重は約5キロ増え、
二の腕や胸に筋肉がつきパワーアップ。

課題は外に逃げる変化球の対応ですが、
体の軸がぶれないようにフォーム改善に
取り組んでいるので

この冬のトレーニングが甲子園でどんな成果が
見ることができるか今から楽しみです。

注目カード開幕戦九州学院VS八戸学院光星

松下選手の九州学院は秋季九州大会優勝
明治神宮大会はベスト4に進出した強豪校です。

1番から9番まで全員が3割以上で
チームの平均得点が7点とまさに打力のチームです。

投手に関してはエース・伊勢大夢投手が
秋の大会をほぼ一人で投げ切りました。

身長182cmの恵まれた体から
MAX142キロのストレートに
変化球もスライダー、チェンジアップ、シュート
シンカーと多彩です。

防御率は公式戦2.94と
1試合3点に抑え、後は打力で勝つチームです。

一方の八戸学院光星は秋の東北大会の
準決勝で仙台育英に敗れましたが、

昨年の夏は甲子園でベスト8
2012年の全国大会では春夏ともに準優勝と
実力のあるチームです。

強打のイメージがある八戸学院ですが
今年は投手力で勝ち上がってきたチームです。

エース中川優投手はコントロールが良く
多彩な変化球で打ち取るタイプで

最速145キロ右腕八木彬投手と
キレのあるすトレートを投げ込む呉屋開斗投手と

3人の好投手がいます。

全く対照的なチームですが八戸学院の投手を
九州学院が打ち崩すことができるかが

勝負の分かれ目と言えるでしょう。

まとめ

注目のスラッガーを開幕から見ることができるので
本当に楽しみですね。

春は冬にどれだけ鍛えたかで秋よりもかなり成長する
選手がいるので

松下選手がどれだけの活躍をするか期待したい
ところです。

熊本県以外の方はまだ見たことがない方も
多いと思いますが

そして将来のドラフト候補になる可能性も秘めていますので
是非今からチェックしてください。

追記
1回戦で負けてしまいましたが、
松下選手の2打席目のセンター前ヒットは

コンパクトなスイングで良い当たりでしたね。

夏に向けて更なる練習をして

また甲子園での活躍を期待します。