ノロウイルスなどで急性胃腸炎になった時の主な症状は激しいおう吐や下痢です。
その汚物が衣類、布団、カーペットに付いた場合はきちんと消毒して処理をしないと感染力が強い為2次感染の恐れがあります。
今回はノロウイルスの感染力の強さと消毒法や汚物の処理の仕方についてお伝えします。
ノロウイルスの強力な感染力について
ノロウイルスの感染力はかなり強く便1gでノロウイルスの数は10億個、おう吐物1gでも100万個いると言われています。
そのうち10~100個程度口に入っただけで感染する場合が多いので、汚物がほんの少しだけ衣類に付いたと言っても、そこにはウイルスが何百万個~何億個いる可能性があるのでしっかりと消毒をして処理をする必要があります。
衣類に汚物がついた場合の処理方法
衣類に下痢やおう吐物で汚れた場合の対処法で一番良いのはビニール袋にいれて捨ててしまうことです。
ですが捨てられない場合の方が多いですよね。
そんな時はまず汚染拡大に注意して汚染物を取り除くことを考えましょう。
衣類に汚物が付いた時の対処法
① ゴム手袋、マスクを装着する
② ペーパータオル等で衣類の汚物を可能な限り取り除く(衣類を触った手袋は交換する)
③ 小さい衣類はビニール袋に入れて袋の外からもみ洗いをする(袋の中の汚染液はトイレに流す)
大きい衣類は洗面台等で汚れをさらに取る
④水を入れ再度もみ洗いし、水のにごりや汚物が見えなくなるまで繰り返す
⑤ 小さい衣類は煮沸(85℃~90℃で1分半)した後しばらく放置する。
大きい衣類はバケツ等に入れ沸騰したお湯を加えた後しばらく放置して2回以上繰り返す(温度を85℃以上で5分保つ)
⑥ ⑤の衣類を他の洗濯物とは別にして洗濯した後、乾燥機で乾燥させます
終わった後は手洗い、うがいを徹底的に行います。
布団やカーペットに汚物がついた場合の処理方法
布団やカーペットは衣類のようには処理ができませんが、どのように処理をすれば良いでしょうか?
汚れの状況で対応が変わるので別々に紹介します。
狭い範囲:アイロンによる加熱法
① ゴム手袋、マスクを装着する
② ペーパータオル等で衣類の汚物を可能な限り取り除く
③ ぬれタオルの上から家庭用スチームアイロンを2分かけるとウイルスが不活化(死滅)します。
広い範囲(1):布団乾燥機による加熱法
① ②はアイロンの時と一緒
③ 布団乾燥機を50℃で30分加熱すればウイルスが不活化(死滅)します。
広い範囲(2):沸騰したお湯・ペットシーツを利用
この方法は千葉の保健所がおすすめしています。
①、②は一緒
③ 汚染箇所の上をペットシーツで覆う(吸水面は上に向ける)
④ ペットシーツの吸水面に沸騰したお湯を注ぐ
※ペットシーツの吸水量は使用する商品ごとに異なるのであらかじめ確認する
⑤ 十分な量のお湯を注いだら、ペットシーツをレジャーシートで素早く覆い、その上からタオルを2枚重ねてかけ、しばらく放置する
ペットシーツは後片付けも簡単です。
消毒中で放置してもお湯がしみ出しにくいのでさらに汚染されるというリスクも減らせます。
その他の方法として
次亜塩素酸ナトリウム(1,000ppm以上)で10分間市販の二酸化塩素剤(0.006%)で10分間の処理でウイルスの不活化ができますが、次亜塩素酸ナトリウムは変色二酸化塩素剤は不快臭と変色の可能性があるのであまりおすすめできません。
フローリングについた汚物を処理する方法
洋服や布団と違い、フローリングはペーパータオルやぞうきんなどでしっかりとふいた後に次亜塩素酸ナトリウムをフローリングにかければ、しっかりと処理ができます。
ですが次亜塩素酸ナトリウムはとても危険なので取り扱いが難しく、小さなお子さんがいるご家庭では特に注意が必要です。
そこでおすすめなのが安全なアルコール除菌スプレーのK Blanche (ケイ ブランシュ)です。
ケイブランシュはマヨネーズでおなじみのキューピーが販売している商品です。
※詳しくは
ノロウイルスに効果がある安全な抗ウイルス・除菌スプレーのケイブランシュ
をご覧ください。
マヨネーズには卵を使用しますがその卵の成分を利用して開発に成功したのが「ノロクリアプロテイン」という成分です。
100%食品由来の成分で作られているため、キッチンや食卓はもちろん、食器をはじめ、口に触れるものにも直接吹きかけて使用できます。
速乾性にも優れており、ふき取りも不要なので、とても便利ですね。
ボトルも他のアルコール除菌スプレーと比べるとおしゃれなのもプラスポイントです。
次亜塩素酸ナトリウムは危険性が高いですしアルコールスプレーは安全ですが効果が薄いというのがこれまでの悩みのタネでした。
ですがケイブランシュならこの問題もクリアできます。
1本 1,200円(税込)で「約670回使えて、1回あたり約1.8円」と他のアルコールスプレーよりも少し高めですが、今までなかった安全でノロウイルスを死滅させるアルコール除菌スプレーです。
そして次亜塩素酸ナトリウムは汚物処理にしか使用しませんが、ケイブランシュであれば台所用品の除菌など多くの用途があります。
年間通して難しいのではれば冬の期間だけでもケイブランシュに変えることをおすすめします。
ネットで購入する際は1本、2本であればアマゾンが一番安く購入できます。
3本になると楽天と公式サイトが送料無料になり、公式サイトでは定期購入すると割引もあります。
ポイントを利用する場合もありますしお好きなサイトでお買い求めください。
まとめ
今日紹介した方法はひとつだけですときちんと処理できない場合があるので組み合わせてみても良いと思います。
私は以前家族がノロウイルスに感染した時はアイロンで加熱した後に念のため布団乾燥機でもう一度加熱して処理しました。
また、衣服や布団、カーペットは処理をしてウイルスが不活化したとしても、できればクリーニング店でキレイにしてもらうことをおすすめします。
以前ノロウイルスは数年に一度の大流行がありましたが、2年ほど前に新型ノロウイルスが発見されてからは
毎年流行しています。
流行してからではなく、流行する前にきちんとウイルスの処理をする準備をしましょう。
また、ノロウイルスやインフルエンザにかからないようにするため、あるいはかかっても症状が軽くて済む対策としてラクトフェリンという成分がおすすめです。
ラクトフェリンは免疫力を高めるだけでなくウイルスの侵入を防いだり、死滅させたり殺菌・抗菌作用もあります。
また美容やダイエット、健康にも良い成分と言われています。
ヨーグルトやチーズなどに含まれている成分で、最近ではサプリメントも人気があります。
興味がございましたらぜひ、
ノロウイルス予防にはヨーグルト!特にラクトフェリン入りが効果がある理由をご覧ください。